デフォルトでは、すべてのユーザー・セッションがワークロードの取得時に記録されます。ワークロード・フィルタを使用すると、ワークロードの取得時にワークロードに含めるユーザー・セッションと除外するユーザー・セッションを指定できます。包含フィルタおよび除外フィルタという2種類のワークロード・フィルタがあります。ワークロードの取得では、包含フィルタまたは除外フィルタのいずれか一方を使用でき、両方は使用できません。
包含フィルタでは、ワークロードに取得するユーザー・セッションを指定できます。これは、データベース・ワークロードの一部のみを取得する場合に便利です。
除外フィルタでは、ワークロードに取得しないユーザー・セッションを指定できます。これは、インフラストラクチャ(Oracle Enterprise Manager(EM)、Statspackなど)を監視するセッションやテスト・システムですでに実行中のプロセスなど、ワークロードで取得する必要がないセッション・タイプを除外する場合に便利です。たとえば、ワークロードをリプレイするシステムでEMを実行している場合、取得したEMセッションをそのシステムでリプレイすると、ワークロードが重複します。この場合、除外フィルタを使用してEMセッションを除外できます。