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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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19.5.4 置換フォーマットを使用した決定論的マスキング

状況によっては、複数の異なるデータベースを一貫してマスキングする必要があります。たとえば、3つの異なるデータベースで従業員IDの概念を持つHR、給与および手当てを管理する場合、従業員のIDを選択することで従業員のHR、給与または手当ての情報を取得できるという意味において、この概念はすべてのデータベースで一貫性を保持する可能性があります。この前提に基づくと、実際に社会保障番号を含むために従業員のIDをマスキングする必要がある場合、これら3つのデータベースすべてで一貫してマスキングを行う必要があります。

決定論的マスキングにより、この問題を解決できます。置換フォーマットを使用して、3つのデータベースすべての従業員ID列をマスキングできます。置換フォーマットでは、値の表を使用して元の値をマスク値と置換します。この値の表が変更されないかぎり、3つのデータベース全体で決定論的なマスクまたは一貫したマスクを使用できます。

関連項目:

置換フォーマットの詳細は、オンライン・ヘルプの「列マスクの定義」ページに関する説明を参照してください。