ワークロード・リプレイ・フィルタを追加した後に、ワークロード・リプレイで使用するリプレイ・フィルタのセットを作成することができます。リプレイ・フィルタ・セットを作成する際、前回のリプレイ・フィルタ・セットの作成以降に追加されたすべてのワークロード・リプレイ・フィルタが使用されます。
リプレイ・フィルタ・セットを作成するには、次の手順に従います。
CREATE_FILTER_SETプロシージャを使用します。
BEGIN
DBMS_WORKLOAD_REPLAY.CREATE_FILTER_SET (
replay_dir => 'apr09',
filter_set => 'replayfilters',
default_action => 'INCLUDE');
END;
/
この例のCREATE_FILTER_SETプロシージャは、replayfiltersという名前のリプレイ・フィルタ・セットを作成します。このリプレイ・フィルタ・セットは、リプレイ・フィルタで定義されたワークロードの部分は除いて、apr09ディレクトリに保存されているリプレイに対して取得されたすべてのコールをリプレイします。
この例のCREATE_FILTER_SETプロシージャでは、次のパラメータを使用します。
replay_dir:フィルタ対象のリプレイが格納されているディレクトリを指定するパラメータ。
filter_set: 作成するフィルタ・セットの名前を指定するパラメータ。
default_action: 取得された各データベース・コールを再生するかどうか、およびワークロード・リプレイ・フィルタが包含フィルタと除外フィルタのどちらとみなされるかを決定するパラメータ。
このパラメータをINCLUDEに設定すると、リプレイ・フィルタで定義されたワークロードの部分を除いて、取得されたすべてのデータベース・コールがリプレイされます。この場合、すべてのリプレイ・フィルタが除外フィルタとして処理され、これらのフィルタはリプレイされないワークロードの部分を定義することになります。デフォルトの動作です。
このパラメータをEXCLUDEに設定すると、リプレイ・フィルタで定義されたワークロードの部分を除いて、取得されたすべてのデータベース・コールがリプレイされません。この場合、すべてのリプレイ・フィルタが包含フィルタとして処理され、これらのフィルタはリプレイされるワークロードの部分を定義することになります。