データ・ディクショナリ表には、直接アクセスできませんが、データ・ディクショナリ・ビューからはアクセスできます。使用可能なデータ・ディクショナリ・ビューをリストするには、ビューDICTIONARY
を検索してください。
多くのデータ・ディクショナリ表には、対応するビューが3種類あります。
ALL_
ビューには、カレント・ユーザーのスキーマの情報など、カレント・ユーザーからアクセス可能な情報がすべて表示されます。ユーザーが他のスキーマのオブジェクトにアクセスする権限またはロールを付与されている場合には、それらのオブジェクトの情報も表示されます。
DBA_
ビューは、データベース全体に関連する情報をすべて表示します。DBA_
ビューは、管理者のみが使用するように設計されています。これらのビューには、SELECT ANY DICTIONARY
権限を持つユーザー以外はアクセスできません。この権限は、システムが初めてインストールされるときに、DBA
ロールに割り当てられます。
USER_
ビューには、カレント・ユーザーのスキーマの情報がすべて表示されます。これらのビューに問い合せるには、特別な権限は必要ありません。
単一のデータ・ディクショナリ表に対応するALL_
、DBA_
、USER_
ビューの列は、通常はほとんど同じです。そのため、これらのビューについては、この章でアルファベット順で最初に出てきた箇所でのみ詳しく説明し、その他の箇所ではリストしますが、詳しくは説明しません。
関連項目:
「静的データ・ディクショナリ・ビューの説明」に、このマニュアルに記載されているビューの説明の、アルファベット順のリストがあります。