プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

1.186 OPTIMIZER_INDEX_CACHING

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

0

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

0から100

基本

いいえ

OPTIMIZER_INDEX_CACHINGを設定すると、ネステッド・ループ結合およびINリスト・イテレータを支援するように、コストベースの最適化動作を調整できます。

索引が内部表にアクセスするために使用される、INリスト・イテレータを使用する索引の実行、またはネステッド・ループ結合の実行のコストは、バッファ・キャッシュ内の索引のキャッシュに大きく依存しています。キャッシュの量は、オプティマイザが予想できないシステムでの負荷および異なるユーザーのブロック・アクセス・パターンなどの要因に依存します。

ユーザーは、このパラメータに、キャッシュ内にあると仮定される索引ブロックの割合を示す0から100の値を設定して、ネステッド・ループ結合およびINリスト・イテレータをキャッシュする索引に関するオプティマイザの想定値を変更できます。このパラメータを高い値に設定するほど、オプティマイザに対するネステッド・ループ結合およびINリスト・イテレータのコストが低くなります。結果として、ハッシュまたはソート・マージ結合ではなくネステッド・ループ結合が選択され、他の索引または全表スキャンではなくINリスト・イテレータを使用する索引が選択されることがよくあります。このパラメータのデフォルトは0で、デフォルトのオプティマイザ動作を提供します。

関連項目:

この初期化パラメータの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。