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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.174 O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

ブール

デフォルト値

false

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

はい

値の範囲

true | false

基本

いいえ

O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYは、SYSTEM権限の制限を制御します。このパラメータにtrueを設定すると、SYSスキーマ内のオブジェクトへのアクセスが許可されます(Oracle7の動作)。falseに設定すると、すべてのスキーマ内のオブジェクトへのアクセスが許可されるSYSTEM権限では、SYSスキーマ内のオブジェクトへアクセスできなくなります。

たとえば、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYfalseに設定されている場合、SELECT ANY TABLE権限によって、SYSスキーマ以外のスキーマ内のビューまたは表へのアクセスが許可されます(この場合、データ・ディクショナリにはアクセスできません)。O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYがfalseに設定されている場合、SYSスキーマ内のオブジェクトにアクセスするには、ユーザーにSELECT ANY DICTIONARYシステム権限があるか、ユーザーに特定のオブジェクトに対するSELECTオブジェクト権限が付与されている必要があります。システム権限のEXECUTE ANY PROCEDUREによって、SYSスキーマ以外のスキーマ内のプロシージャの実行が許可されます。

このパラメータがfalseに設定されており、SYSスキーマ内のオブジェクトにアクセスする必要がある場合は、オブジェクト権限が明示的に付与されている必要があります。また、データベース管理者に付与される次のロールでも、ディクショナリ・オブジェクトへのアクセスが許可されます。

  • SELECT_CATALOG_ROLE

  • EXECUTE_CATALOG_ROLE

  • DELETE_CATALOG_ROLE

注意:

DELETE_CATALOG_ROLEロールは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)では非推奨です。

関連項目:

  • ロール権限付与の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

  • このパラメータを使用してデータ・ディクショナリ保護を有効にする方法は、『Oracle Database 2日でセキュリティ・ガイド』を参照してください。