プロパティ | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
オペレーティング・システム依存 |
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
有効なファイル名を解決する文字列 |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数インスタンスには異なる値を指定できるが、同じ値を推奨する。 |
LOG_ARCHIVE_FORMAT
は、REDOログをARCHIVELOG
モードで使用している場合のみ適用できます。REDOログ・ファイルをアーカイブするときにデフォルトのファイル名書式を指定するには、テキスト文字列および変数を使用してください。この書式から生成された文字列は、LOG_ARCHIVE_DEST
パラメータで指定した文字列に追加されます。
この書式では次の変数が使用できます。
%s:
ログ順序番号
%S:
0を埋め込んだログ順序番号
%t:
スレッド番号
%T:
0を埋め込んだスレッド番号
%a:
アクティブ化ID
%d:
データベースID
%r:
リセットログID(データベースの複数のインカネーションにわたり、アーカイブ・ログ・ファイルに対して一意の名前を構成する)
変数に大文字(たとえば、%S
)を使用すると、値は左側を0で埋められた固定長になります。次に、アーカイブREDOログ・ファイル名書式を指定する例を示します。
LOG_ARCHIVE_FORMAT = 'log%t_%s_%r.arc'
すべてのアーカイブ・ログ・ファイル名を一意にするために、アーカイブ・ログ・ファイル名に%s
(順序)、%t
(スレッド)および%r
(リセットログID)の各要素を含める必要があります。LOG_ARCHIVE_FORMAT
初期化パラメータをパラメータ・ファイルに設定する場合は、パラメータ値に%s
、%t
および%r
要素が含まれていることを確認します。含まれていない場合は、インスタンスの起動時に次のエラーが表示されます。
ORA-19905: log_archive_format must contain %s, %t and %r
LOG_ARCHIVE_DEST
およびLOG_ARCHIVE_FORMAT
は、それ自体が完全なファイルまたはディレクトリ指定子である必要はありません。必要なのは、変数がLOG_ARCHIVE_FORMAT
に代入され、この2つのパラメータが連結された後、有効なファイル・パスを形成することのみです。
LOG_ARCHIVE_FORMAT
は、次の場合に無視されます。
高速リカバリ領域に配置されるアーカイブ・ログ・ファイルの場合。
LOG_ARCHIVE_DEST[_n]
が、Oracle ASMディスク・グループのルート(たとえば、+DATA
)を指す場合。適用されるパラメータに対して、ディスク・グループのディレクトリ(たとえば、+DATA/logs)を指定する必要があります。
LOG_ARCHIVE_FORMAT
が無視されるこれらの場合は、かわりにOracle ASMファイル名が使用されます。Oracle ASMファイル名の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。
関連項目:
このパラメータの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』、『Oracle Data Guard概要および管理』および『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
LOG_ARCHIVE_FORMAT
のデフォルト値および値の範囲については、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルも参照してください。