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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.68 V$SQLAREA_PLAN_HASH

V$SQLAREA_PLAN_HASHは、SQL_ID列およびPLAN_HASH_VALUE列でグループ化して、共有SQL領域(V$SQL)に関する統計情報を示します。PLAN_HASH_VALUE列の異なる値ごとに1行ずつ作成するというように、1つの親カーソルに複数の行を作成することもできます。

データ型 説明

SQL_TEXT

VARCHAR2(1000)

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字

SQL_FULLTEXT

CLOB

カレント・カーソルのSQLテキストのすべての文字

ADDRESS

RAW(4 | 8)

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス

HASH_VALUE

NUMBER

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値

SQL_ID

VARCHAR2(13)

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子

PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

このカーソルに対する現在のSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。

VERSION_COUNT

NUMBER

この親の下でキャッシュ内にある子カーソルの数

LAST_ACTIVE_CHILD_ADDRESS

RAW(4 | 8)

グループで最後にアクティブになった子カーソル(つまり、V$SQLの統計情報が更新された子カーソル)のアドレス(識別子)

SHARABLE_MEM

NUMBER

カーソルが使用している共有メモリーの量。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルが使用した共有メモリーの合計になる。

PERSISTENT_MEM

NUMBER

オープン・カーソルの存続期間に使用されるメモリーの固定量。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルが存続期間内に使用できるメモリーの固定量の合計値になる。

RUNTIME_MEM

NUMBER

カーソルの実行時に必要なメモリーの固定数。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルの実行時に必要な、すべてのメモリーの固定合計。

SORTS

NUMBER

すべての子カーソルについて、実行されたソートの合計

LOADED_VERSIONS

NUMBER

キャッシュ内にあり、ロード済コンテキスト・ヒープを持つ子カーソルの数

OPEN_VERSIONS

NUMBER

この親の下で現在オープンしている子カーソルの数

USERS_OPENING

NUMBER

子カーソルをオープンしているユーザーの数

USERS_EXECUTING

NUMBER

すべての子カーソルについて、文を実行しているユーザーの合計数

FETCHES

NUMBER

SQL文に関連するフェッチ数

EXECUTIONS

NUMBER

すべての子カーソルについて、実行の合計数

PX_SERVERS_EXECUTIONS

NUMBER

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0)

END_OF_FETCH_COUNT

NUMBER

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。

LOADS

NUMBER

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数

FIRST_LOAD_TIME

DATE

親の作成時刻のタイムスタンプ

LAST_LOAD_TIME

DATE

問合せプランがライブラリ・キャッシュにロードされた時刻

LAST_ACTIVE_TIME

DATE

問合せプランが最後にアクティブになった時刻

INVALIDATIONS

NUMBER

すべての子カーソルについての、無効性の合計数

PARSE_CALLS

NUMBER

この親の下の子カーソルすべてへの解析コールの合計数

DISK_READS

NUMBER

すべての子カーソルについて、ディスク読取りの合計数

DIRECT_WRITES

NUMBER

すべての子カーソルについて、ディスク書込みの合計数

BUFFER_GETS

NUMBER

すべての子カーソルについて、取得したバッファの合計数

CPU_TIME

NUMBER

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒)

ELAPSED_TIME

NUMBER

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する経過時間(マイクロ秒)

APPLICATION_WAIT_TIME

NUMBER

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒)

CONCURRENCY_WAIT_TIME

NUMBER

同時実行性待機時間(マイクロ秒)

CLUSTER_WAIT_TIME

NUMBER

クラスタの待機時間(マイクロ秒)

USER_IO_WAIT_TIME

NUMBER

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒)

PLSQL_EXEC_TIME

NUMBER

PL/SQL実行時間(マイクロ秒)

JAVA_EXEC_TIME

NUMBER

Java実行時間(マイクロ秒)

ROWS_PROCESSED

NUMBER

このSQL文で処理された行の合計数

COMMAND_TYPE

NUMBER

Oracleコマンド・タイプ定義

OPTIMIZER_MODE

VARCHAR2(10)

SQL文が実行されたモード

OPTIMIZER_COST

NUMBER

オプティマイザによるこの問合せのコスト

OPTIMIZER_ENV

RAW(2000)

オプティマイザ環境

OPTIMIZER_ENV_HASH_VALUE

NUMBER

オプティマイザ環境のハッシュ値

PARSING_USER_ID

NUMBER

この親の下の一番最初のカーソルを解析したユーザーのユーザーID

PARSING_SCHEMA_ID

NUMBER

この子カーソルの解析に使用されたスキーマID

PARSING_SCHEMA_NAME

VARCHAR2(30)

この子カーソルの解析に使用されたスキーマ名

KEPT_VERSIONS

NUMBER

DBMS_SHARED_POOLパッケージを使用して保存するようにマークされた子カーソルの数

MODULE

VARCHAR2(64)

SQL文の初回解析時に実行中であり、DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEをコールして設定したモジュールの名前を含む

MODULE_HASH

NUMBER

MODULE列に指定されているモジュールのハッシュ値

ACTION

VARCHAR2(64)

SQL文の初回解析時に実行中であり、DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONをコールして設定したアクションの名前を含む

ACTION_HASH

NUMBER

ACTION列に指定されているアクションのハッシュ値

SERIALIZABLE_ABORTS

NUMBER

すべての子カーソルについて、トランザクションの直列化に失敗してORA-08177エラーとなった回数

OUTLINE_CATEGORY

VARCHAR2(64)

アウトラインがカーソルの指示中に適用された場合、この列はアウトラインのカテゴリを示す。そうでない場合、この列は空白のまま。

OUTLINE_SID

VARCHAR2(40)

アウトライン・セッション識別子

REMOTE

VARCHAR2(1)

カーソルがリモート・マップされているか(Y)されていないか(N)

OBJECT_STATUS

VARCHAR2(19)

カーソルのステータス:

  • VALID - 有効かつ認可、エラーなし

  • VALID_AUTH_ERROR - 有効かつ認可、ただし認可エラーが発生した

  • VALID_COMPILE_ERROR - 有効かつ認可、ただしコンパイル・エラーが発生した

  • VALID_UNAUTH - 有効、ただし無認可

  • INVALID_UNAUTH - 無効かつ無認可

  • INVALID - 無効かつ無認可、ただしタイムスタンプを保持

LITERAL_HASH_VALUE

NUMBER

CURSOR_SHARINGが使用されている場合、システム生成のバインド変数と置換され、一致させる必要があるリテラルのハッシュ値。この値は、SQL文のハッシュ値ではない。CURSOR_SHARINGが使用されていない場合、この値は0

SQL_PROFILE

VARCHAR2(64)

この文に使用されるSQLプロファイル(ある場合)

PROGRAM_ID

NUMBER

プログラム識別子

PROGRAM_LINE#

NUMBER

プログラム行番号

EXACT_MATCHING_SIGNATURE

NUMBER

CURSOR_SHARINGパラメータがEXACTに設定されたときに使用されるシグネチャ

FORCE_MATCHING_SIGNATURE

NUMBER

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ

BIND_DATA

RAW(2000)

バインド・データ

TYPECHECK_MEM

NUMBER

タイプ・チェック・メモリー

IO_CELL_OFFLOAD_ELIGIBLE_BYTES

NUMBER

Exadataストレージ・システムによるフィルタリングが可能なI/Oのバイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

IO_INTERCONNECT_BYTES

NUMBER

Oracle Databaseとストレージ・システムの間で交換されたI/Oのバイト数

PHYSICAL_READ_REQUESTS

NUMBER

監視対象のSQLによって発行された物理読取りI/O要求の数

PHYSICAL_READ_BYTES

NUMBER

監視対象のSQLによってディスクから読み取られたバイト数

PHYSICAL_WRITE_REQUESTS

NUMBER

監視対象のSQLによって発行された物理書込みI/O要求の数

PHYSICAL_WRITE_BYTES

NUMBER

監視対象のSQLによってディスクに書き込まれたバイト数

OPTIMIZED_PHY_READ_REQUESTS

NUMBER

監視対象のSQLによって発行された、データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュからの物理読取りI/O要求の数

IO_CELL_UNCOMPRESSED_BYTES

NUMBER

Exadataセルにオフロードされる非圧縮バイト数(解凍後のサイズ)

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

IO_CELL_OFFLOAD_RETURNED_BYTES

NUMBER

通常のI/Oパスを通してExadataセルから戻されるバイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

CON_DBID

NUMBER

PDBのデータベースID

関連項目:

  • DBMS_SHARED_POOLパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。