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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.35 COMMON_USER_PREFIX

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

COMMON_USER_PREFIX = prefix

デフォルト値

CDBルートでは、デフォルト値はC##

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。

COMMON_USER_PREFIXでは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の共通のユーザー、ロールおよびプロファイルの名前の先頭に付ける必要がある接頭辞を指定します。ローカルのユーザー、ロールおよびプロファイルの名前を同じ接頭辞で開始しないでください。ユーザー、ロールおよびプロファイルの名前の接頭辞とこのパラメータの値との比較が大文字と小文字を区別せずに行われます。

COMMON_USER_PREFIXに値を設定する場合、Oracleでは、共通のユーザー、ロールおよびプロファイルの名前を、このパラメータに割り当てられた文字列で開始する必要があります。

この接頭辞を使用して作成されるユーザー、ロールおよびプロファイルの名前を有効な名前にする必要があります。

COMMON_USER_PREFIXパラメータの値に関係なく、ローカルのユーザー、ロールおよびプロファイルの名前をC##で開始することはできません。

警告:

COMMON_USER_PREFIXパラメータの値は変更可能ですが、これは注意して行う必要があります。

COMMON_USER_PREFIXを空の文字列に設定する場合、共通またはローカルのユーザー、ロールおよびプロファイルの名前に制限は設けられません

このパラメータを空の文字列に設定すると、共通およびローカルのユーザー、ロールおよびプロファイルの名前に対する制限は課せられません。このため、PDBが別のCDBにプラグインされる場合や、共通ユーザーの作成時に閉じられたPDBを開く場合に、ローカルおよび共通のユーザー、ロールおよびプロファイルの名前で競合が生じる可能性があります。

注意:

V$PARAMETERまたはV$SYSTEM_PARAMETERビューに問い合せると、NONEの値がCOMMON_USER_PREFIXパラメータのDEFAULT_VALUE列に返されます。

ただし、CDBルートの場合、データベースによってデフォルト値C##が適用されます。

注意:

この初期化パラメータは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降で使用できます。

関連項目:

  • 有効なユーザー名の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照

  • 有効なロール名の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照

  • 有効なプロファイル名の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照

  • マルチテナント・アーキテクチャの詳細は、『Oracle Database概要』を参照