プロパティ | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
いいえ |
基本 |
はい |
Oracle RAC |
複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 |
値
shared
1つ以上のデータベースが、パスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、SYS
およびSYS
以外のユーザーを含めることができます。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
がshared
に設定された場合、次のようになります。
SYS
パスワードは変更できません。変更しようとすると、「ORA-28046: SYSのパスワードは変更できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。
SYS*
管理者権限(SYSDBA
、SYSOPER
、SYSASM
、SYSBACKUP
、SYSDG
、SYSKM
)を持つユーザーのパスワードは、変更できません。変更しようとすると、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。
個別のユーザーに対するSYS*
管理者権限(SYSDBA
、SYSOPER
、SYSASM
、SYSBACKUP
、SYSDG
、SYSKM
)の付与は許可されません。たとえば、grant sysdba to scott
は、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて失敗します。同様に、SYS*
管理者権限の取消しにも失敗します。
パスワード・ファイルが存在しない場合、動作はREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
をnone
に設定した場合と同じになります。
exclusive
1つのデータベースのみがパスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、SYS
およびSYS
以外のユーザーを含めることができます。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
をexclusive
に設定するときにパスワード・ファイルが存在しない場合、動作はREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
をnone
に設定したときと同じになります。
none
パスワード・ファイルは無視されます。そのため、特権ユーザーは、オペレーティング・システムによって認証される必要があります。
注意:
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
をnone
からexclusive
またはshared
に変更する場合は、パスワード・ファイルがディクショナリ・パスワードと同期されていることを確認してください。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。