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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.233 REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE = { shared | exclusive | none }

デフォルト値

exclusive

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

基本

はい

Oracle RAC

複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。

REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEには、Oracleがパスワード・ファイルを確認するかどうかを指定します。

  • shared

    1つ以上のデータベースが、パスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、SYSおよびSYS以外のユーザーを含めることができます。

    REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEsharedに設定された場合、次のようになります。

    • SYSパスワードは変更できません。変更しようとすると、「ORA-28046: SYSのパスワードは変更できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。

    • SYS*管理者権限(SYSDBASYSOPERSYSASMSYSBACKUPSYSDGSYSKM)を持つユーザーのパスワードは、変更できません。変更しようとすると、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。

    • 個別のユーザーに対するSYS*管理者権限(SYSDBASYSOPERSYSASMSYSBACKUPSYSDGSYSKM)の付与は許可されません。たとえば、grant sysdba to scottは、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて失敗します。同様に、SYS*管理者権限の取消しにも失敗します。

    • パスワード・ファイルが存在しない場合、動作はREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEnoneに設定した場合と同じになります。

  • exclusive

    1つのデータベースのみがパスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、SYSおよびSYS以外のユーザーを含めることができます。

    REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEexclusiveに設定するときにパスワード・ファイルが存在しない場合、動作はREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEnoneに設定したときと同じになります。

  • none

    パスワード・ファイルは無視されます。そのため、特権ユーザーは、オペレーティング・システムによって認証される必要があります。

注意:

REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEnoneからexclusiveまたはsharedに変更する場合は、パスワード・ファイルがディクショナリ・パスワードと同期されていることを確認してください。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。