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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.72 DB_SECUREFILE

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

DB_SECUREFILE = { NEVER | PERMITTED | PREFERRED | ALWAYS | IGNORE }

デフォルト値

PERMITTED (COMPATIBLE初期化パラメータが11.2.0.1、11.2.0.2または11.2.0.3に設定されている場合)またはPREFERRED (COMPATIBLE初期化パラメータが12.0.0.0以上に設定されている場合)

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

DB_SECUREFILEには、SecureFilesとしてLOBファイルを処理するかどうかを指定します。

  • NEVER

    SecureFilesとして指定されるすべてのLOBは、BasicFiles LOBとして作成されます。すべてのSecureFile固有のストレージ・オプションと機能(たとえば、圧縮、暗号化、非複製)は、例外を発生させる原因になります。指定されていないストレージ・オプションに対してBasicFiles LOBのデフォルトが使用されます。

  • PERMITTED

    LOBはSecureFilesとして作成できます。

  • PREFERRED

    LOBのStorage句内でBASICFILEが明示的に指定されていないか、表領域が手動セグメント領域管理表領域でないかぎり、すべてのLOBはSecureFilesとして作成されます。PREFERREDが設定されると、パーティションまたは列レベルのLOB記憶域からBASICFILEが継承される場合でもこれが無視され、かわりにLOBはSecureFilesとして作成されます。

  • ALWAYS

    すべてのLOBがSecureFiles LOBとして作成されますが、明示的にSECUREFILEを指定していない場合は、自動セグメント領域管理(ASSM)の表領域以外にあるLOBはBasicFile LOBとして作成されます。指定されるBasicFiles LOB記憶域オプションはいずれも無視され、指定されていないすべての記憶域オプションには、SecureFiles LOBのデフォルト値が使用されます。

  • IGNORE

    SECUREFILEキーワードおよびすべてのSecureFilesオプションは無視されます。

COMPATIBLE初期化パラメータが11.1.0以上に設定されていない場合、LOBはSecureFileとして処理されません。

2つのパーティション(ASSMが使用可能な表領域があるパーティションおよびASSMが使用禁止である表領域があるパーティション)を持つLOB列がある場合、ASSMが使用可能な表領域を持つパーティションのLOBはSecureFilesとして処理され、その他のパーティションのLOBはBasicFilesとして処理されます。

アプリケーションがSecureFilesで認証されていない場合は、DB_SECUREFILE初期化パラメータの値をPERMITTEDに設定して、Oracle Database 11gのデフォルトの動作を確保できます。

関連項目:

ALTER SYSTEM文を使用したこのパラメータの設定例は、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』を参照してください。