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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.65 V$SQL_WORKAREA_ACTIVE

V$SQL_WORKAREA_ACTIVEには、現在システムによって割り当てられている作業領域の瞬間ビューが含まれます。このビューをV$SQL_WORKAREAに対してWORKAREA_ADDRESSで結合し、作業領域の定義にアクセスできます。作業領域がディスクに収容される場合、このビューにはこの作業領域のかわりに作成された一時セグメントの情報が含まれます。

最後の3列は、V$SQL_WORKAREA_ACTIVEV$TEMPSEG_USAGEと結合して、この一時セグメントの詳細情報を取り出せるように含まれています。

このビューを使用して、次の内容を確認できます。

  • システムに現在割り当てられている10個の最大作業領域

  • 過剰割当てメモリーの割合(EXPECTED_SIZE < ACTUAL_MEM_USED)および過小割当てメモリーの割合(EXPECTED_SIZE > ACTUAL_MEM_USED)

  • メモリー・マネージャで予期されるより大きなメモリーを使用するアクティブな作業領域

  • ディスクに収容されたアクティブな作業領域

データ型 説明

SQL_HASH_VALUE

NUMBER

現在実行されているSQL文のハッシュ値

SQL_ID

VARCHAR2(13)

現在実行されているSQL文のSQL識別子

SQL_EXEC_START

DATE

このセッションにより現在実行中のSQLの実行が開始された時刻

SQL_EXEC_ID

NUMBER

SQL実行識別子(V$SQL_MONITORを参照)

WORKAREA_ADDRESS

RAW(4 | 8)

作業領域ハンドルのアドレス。これは、ビューの主キーに該当する。

OPERATION_TYPE

VARCHAR2(40)

作業領域を使用する操作のタイプ。SORTHASH JOINGROUP BYBUFFERBITMAP MERGEBITMAP CONSTRUCTIONなどの値を指定できる。

OPERATION_ID

NUMBER

実行計画内の操作を識別するための一意の番号。この識別子は、V$SQL_PLANと結合して、この作業領域を使用する操作の位置を特定できる。

POLICY

VARCHAR2(6)

この作業領域のサイズ指定方法(MANUALまたはAUTO)

SID

NUMBER

セッション識別子

QCINST_ID

NUMBER

問合せコーディネータのインスタンス識別子。QCSIDとともに使用すると、問合せコーディネータを一意に識別できる。

QCSID

NUMBER

問合せコーディネータのセッション識別子。シリアル・カーソルによって作業領域が割り当てられている場合、これはSIDと同じ。

ACTIVE_TIME

NUMBER

この作業領域がアクティブな平均時間(マイクロ秒)

WORK_AREA_SIZE

NUMBER

現在、操作で使用されている作業領域の最大サイズ(バイト)

EXPECTED_SIZE

NUMBER

この作業領域の予測サイズ(バイト)。EXPECTED_SIZEは、メモリー・マネージャによる操作のかわりに設定される。WORK_AREA_SIZEが、EXPECTED_SIZEより大きな値を持つ場合、メモリーが過剰に割り当てられている可能性がある。この過剰割当ては、作業領域を使用する操作がそのサイズ変更に長時間を費やすときに、発生する場合がある。

ACTUAL_MEM_USED

NUMBER

この作業領域のかわりに現在割り当てられているPGAメモリー量(バイト)。この値は、0からWORK_AREA_SIZEの範囲内である必要がある。

MAX_MEM_USED

NUMBER

この作業領域が使用するメモリーの最大量(バイト)

NUMBER_PASSES

NUMBER

この作業領域に対応するパス数(OPTIMALモードで実行中の場合は0)

TEMPSEG_SIZE

NUMBER

この作業領域のかわりに使用される一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。

TABLESPACE

VARCHAR2(30)

この作業領域のかわりに作成された一時セグメントの表領域名。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。

SEGRFNO#

NUMBER

この作業領域のかわりに作成された一時セグメント用の表領域内の相対ファイル番号。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。

SEGBLK#

NUMBER

この作業領域のかわりに作成された一時セグメントのブロック番号。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目:

  • V$SQL_WORKAREA

  • SQL作業領域の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。