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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.44 V$LOGMNR_CONTENTS

V$LOGMNR_CONTENTSは、ログ履歴情報を示します。このビューを問い合せるには、LOGMINING権限が必要です。

V$LOGMNR_CONTENTSビューに対してSELECT文を実行すると、アーカイブREDOログ・ファイルが順番に読み込まれます。REDOログ・ファイルからの変換済レコードが、V$LOGMNR_CONTENTSビューに行として戻されます。この操作は、起動時に指定したフィルタ基準(EndTimeまたはendScn)が満たされるか、アーカイブ・ログ・ファイルの終わりに達するまで続行されます。

データ型 説明

SCN

NUMBER

データベースに変更が加えられた時点のシステム変更番号(SCN)

START_SCN

NUMBER

この変更を含むトランザクションが開始されたときのシステム変更番号(SCN)。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効、それ以外の場合はNULL。この列は、トランザクションの開始を含まない時間/SCN範囲に問合せが実行されると、NULLになることもある。

COMMIT_SCN

NUMBER

トランザクションのコミット時のシステム変更番号(SCN)。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。

TIMESTAMP

DATE

データベースに変更が加えられた時点のタイムスタンプ

START_TIMESTAMP

DATE

この変更を含むトランザクションが開始されたときのタイムスタンプ。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効、それ以外の場合はNULL。この列は、トランザクションの開始を含まない時間/SCN範囲に問合せが実行されると、NULLになることもある。

COMMIT_TIMESTAMP

DATE

トランザクションのコミット時のタイムスタンプ。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。

XIDUSN

NUMBER

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号

XIDSLT

NUMBER

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDのスロット番号

XIDSQN

NUMBER

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDの順序番号

XID

RAW(8)

トランザクション識別子のRAW表現

PXIDUSN

NUMBER

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDのUNDOセグメント番号

PXIDSLT

NUMBER

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDのスロット番号

PXIDSQN

NUMBER

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDの順序番号

PXID

RAW(8)

親トランザクション識別子のRAW表現

TX_NAME

VARCHAR2(256)

変更を行ったトランザクションの名前。トランザクションの名前が指定されている場合にのみ有効。

OPERATION

VARCHAR2(32)

変更を行ったユーザー・レベルのSQL操作:

  • INTERNAL - 変更はデータベースによって開始された内部操作によって実行

  • INSERT - 変更は挿入文によって実行

  • DELETE - 変更は削除文によって実行

  • UPDATE - 変更は更新文によって実行

  • DDL - 変更はDDL文によって実行

  • START - 変更はトランザクションの開始によって実行

  • COMMIT - 変更はトランザクションのコミットによって実行

  • SEL_LOB_LOCATOR - 操作はLOBロケータを戻すSELECT

  • LOB_WRITE - 変更はDBMS_LOB.WRITEの呼出しによって実行

  • LOB_TRIM - 変更はDBMS_LOB.TRIMの呼出しによって実行

  • SELECT_FOR_UPDATE - 操作はSELECT FOR UPDATE

  • LOB_ERASE - 変更はDBMS_LOB.ERASEの呼出しによって実行

  • MISSING_SCN - LogMinerはREDOレコード内に差異を検出。すべてのREDOログがLogMinerに登録されているわけではないため、可能性が高い値。

  • ROLLBACK - 変更はトランザクションの完全ロールバックによって実行

  • XML DOC BEGIN - XMLType列またはXMLType表への変更の開始

  • XML DOC WRITE - XML文書のデータ

  • XML DOC END - XML文書のデータの終了

  • UNSUPPORTED - 変更は現在LogMinerによってサポートされていない操作によって実行(ネストした表に対する変更など)

このビューのOPERATIONおよびOPERATION_CODE列は、DMLやDDLなどのトップレベルのユーザー操作に使用できる。これらの列用に示されていない値はLogMinerまたはRDBMS内部の値で、ユーザー操作は反映しない。

OPERATION_CODE

NUMBER

操作コード番号:

  • 0 - INTERNAL

  • 1 - INSERT

  • 2 - DELETE

  • 3 - UPDATE

  • 5 - DDL

  • 6 - START

  • 7 - COMMIT

  • 9 - SELECT_LOB_LOCATOR

  • 10 - LOB_WRITE

  • 11 - LOB_TRIM

  • 25 - SELECT_FOR_UPDATE

  • 29 - LOB_ERASE

  • 34 - MISSING_SCN

  • 36 - ROLLBACK

  • 68 - XML DOC BEGIN

  • 70 = XML DOC WRITE

  • 71 = XML DOC END

  • 255 - UNSUPPORTED

ROLLBACK

NUMBER

1 = 関連するトランザクションの部分的ロールバックまたは完全ロールバックが実行されたためにREDOレコードが生成された場合

0 = それ以外の場合

SEG_OWNER

VARCHAR2(32)

変更されたデータ・セグメントの所有者

SEG_NAME

VARCHAR2(256)

変更されたデータ・セグメントの名前

TABLE_NAME

VARCHAR2(32)

変更された表の名前(REDOが表の変更に関係している場合)

SEG_TYPE

NUMBER

変更されたデータ・セグメントのタイプ:

  • 0 - UNKNOWN

  • 1 - INDEX

  • 2 - TABLE

  • 19 - TABLE PARTITION

  • 20 - INDEX PARTITION

  • 34 - TABLE SUBPARTITION

  • 他のすべての値 - UNSUPPORTED

SEG_TYPE_NAME

VARCHAR2(32)

セグメント・タイプ名:

  • UNKNOWN

  • INDEX

  • TABLE

  • TABLE PARTITION

  • INDEX PARTITION

  • TABLE SUBPARTITION

  • UNSUPPORTED

TABLE_SPACE

VARCHAR2(32)

変更されたデータ・セグメントが含まれている表領域の名前。この列は、OPERATION列の値がDDLの行には移入されない。これはDDLが複数の表領域を処理する場合があるため。

ROW_ID

VARCHAR2(18)

変更によって変更された行の行ID(変更がDMLに関連している場合にのみ有効)。REDOレコードがDMLに関連付けられていない場合はNULL。

USERNAME

VARCHAR2(30)

トランザクションを実行したユーザーの名前

OS_USERNAME

VARCHAR2(4000)

オペレーティング・システムのユーザー名

MACHINE_NAME

VARCHAR2(4000)

ユーザーがデータベースに接続されたマシン

AUDIT_SESSIONID

NUMBER

変更を実行しているユーザー・セッションに関連付けられた監査セッションID

SESSION#

NUMBER

変更を行ったセッションのセッション番号

SERIAL#

NUMBER

変更を行ったセッションのシリアル番号

SESSION_INFO

VARCHAR2(4000)

トランザクションを実行したデータベース・セッションに関する情報。プロセス情報、ユーザーがログインしたマシン名などを含む。可能なSESSION_INFO列には次の情報が含まれる場合がある。

  • login_username = HR

  • client_info =

  • OS_username = jkundu

  • Machine_name = nirvan

  • OS_terminal = pts/31

  • OS_program_name = sqlplus@nirvan (TNS V1-V3)

THREAD#

NUMBER

データベースに変更を加えたスレッドの番号

SEQUENCE#

NUMBER

トランザクション内のSQL文の順序番号。COMMITED_DATA_ONLYオプション・セットなしでマイニングする場合、この値は1。

RBASQN

NUMBER

変更に関連付けられたREDOレコードのREDOブロック・アドレス(RBA)に関連付けられた順序番号

RBABLK

NUMBER

ログ・ファイル内のRBAブロック番号

RBABYTE

NUMBER

ブロック内のRBAバイト・オフセット

UBAFIL

NUMBER

UNDOブロックを含むファイルを識別するUNDOブロック・アドレス(UBA)ファイル番号

UBABLK

NUMBER

UNDOブロックのUBAブロック番号

UBAREC

NUMBER

UNDOブロック内のUBAレコード索引

UBASQN

NUMBER

UBAのUNDOブロック順序番号

ABS_FILE#

NUMBER

トランザクションによって変更されたブロックのデータ・ブロック絶対ファイル番号

REL_FILE#

NUMBER

データ・ブロックの相対ファイル番号。オブジェクトの表領域からの相対番号。

DATA_BLK#

NUMBER

ファイル内のデータ・ブロック番号

DATA_OBJ#

NUMBER

オブジェクトを識別するデータ・ブロック・オブジェクト番号

DATA_OBJV#

NUMBER

変更されている表のバージョン番号

DATA_OBJD#

NUMBER

表領域内のオブジェクトを識別するデータ・ブロックのデータ・オブジェクト番号

SQL_REDO

VARCHAR2(4000)

再構成されたSQL文で、変更を実行した元のSQL文と同じ。データベースに対してSQL_REDOを実行する前に、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照。

LogMinerは一時表のSQL REDOを生成しない。そのような場合、この列には文字列「/* No SQL_REDO for temporary tables */」が含まれる。

SQL_UNDO

VARCHAR2(4000)

再構成されたSQL文で、変更を実行した元の文の結果を取り消すために使用できる。DDL文には対応するSQL_UNDOが存在しない。データベースに対してSQL_UNDOを実行する前に、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照。

LogMinerは一時表のSQL UNDOを生成しない。そのような場合、この列には文字列「/* No SQL_UNDO for temporary tables */」が含まれる。

RS_ID

VARCHAR2(32)

レコード・セットID。ともに行の論理変更を一意に識別するタプル(RS_IDSSN)。通常、これはV$LOGMNR_CONTENTSからの1行を意味するが、REDOまたはUNDOの単一のSQL文が大きすぎてそれぞれの列、SQL_UNDOまたはSQL_REDO内に収まらない場合、複数行となる場合もある。RS_IDは、行を生成したREDOレコードを一意に識別する。

SSN

NUMBER

SQL順序番号。RS_IDと組み合せて使用され、行の論理変更を一意に識別し、V$LOGMNR_CONTENTSビューから1行以上で表示される。

CSF

NUMBER

継続SQLフラグ。可能な値は次のとおり。

  • 0 - SQL_REDOおよびSQL_UNDOが同じ行に含まれていることを示す。

  • 1 - SQL_REDOまたはSQL_UNDOのいずれかのサイズが4000バイトよりも大きく、ビューによって戻された次の行に続いていることを示す。

INFO

VARCHAR2(64)

行に関する情報メッセージ。たとえば、文字列「USER DDL」は、SQL_REDO列に戻されたDDL文がユーザーによって実行されたトップレベルのDDLであることを示し、文字列「INTERNAL DDL」は、 SQL_REDO列に戻されたDDL文がRDBMSによって内部で実行されたことを示す。

STATUS

NUMBER

0の値は、SQL_REDOおよびSQL_UNDO列に示されている再構成されたSQL文が、有効な実行可能SQL文であることを示す。それ以外の場合、再構成されたSQL文は実行不可能。これは、分析用のLogMinerにデータ・ディクショナリが提供されていないか、提供されたデータ・ディクショナリに、マイニングされているオブジェクトの定義がないことによる。

5の値は、この行がXMLType列またはXMLType表への変更の一部であり、適用前にXML文書をアセンブルする必要があることを示す。

REDO_VALUE

NUMBER

DBMS_LOGMNR.MINE_VALUE()およびDBMS_LOGMNR.COLUMN_PRESENT()ファンクションへの入力として使用。

UNDO_VALUE

NUMBER

DBMS_LOGMNR.MINE_VALUE()およびDBMS_LOGMNR.COLUMN_PRESENT()ファンクションへの入力として使用。

SAFE_RESUME_SCN

NUMBER

将来の使用のために予約済

CSCN

NUMBER

COMMIT_SCN列が設定されている場合、この列は非推奨になる

OBJECT_ID

RAW(16)

XMLType表へのDMLに使用するオブジェクト識別子。タイプが定義されていない表を変更する場合、この列の値はNULL。

EDITION_NAME

VARCHAR2(30)

DDL文が実行されたエディションを示す

CLIENT_ID

VARCHAR2(64)

操作を実行したセッションでのクライアント識別子(適用できる場合)。

SRC_CON_NAME

VARCHAR2(30)

プラガブル・データベース(PDB)名が格納される。この情報は、現在のLogMinerディクショナリを使用してマイニングする場合にのみ利用できる。

SRC_CON_ID

NUMBER

PDB ID (DBA_PDBSビューのPDB_ID列)が格納される。この情報は、現在のLogMinerディクショナリでのみ利用できる。

SRC_CON_UID

NUMBER

PDB UID (DBA_PDBSビューのCON_UID列)が格納される。この情報は、現在のLogMinerディクショナリを使用するかどうかに関係なく利用できる。

SRC_CON_DBID

NUMBER

PDB識別子(DBA_PDBSビューのDBID列)が格納される。この情報は、現在のLogMinerディクショナリを使用してマイニングする場合にのみ利用できる。

SRC_CON_GUID

RAW(16)

PDBに関連付けられているGUID (DBA_PDBSビューのGUID列)が格納される。この情報は、現在のLogMinerディクショナリを使用してマイニングする場合にのみ利用できる。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

関連項目:

  • DBMS_LOGMNRパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • DBMS_LOBパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。