初期化パラメータは様々な機能グループに分類されます。たとえば、パラメータによって次のことができます。
データベース全体の制限を設定する。
ユーザーまたはプロセスの制限を設定する。
データベース・リソースに制限を設定する。
パフォーマンスを制御する(このパラメータは、変数パラメータと呼ばれます)。
変数パラメータは、主にデータベースのパフォーマンス向上に使用されるため、データベース管理者には特に便利です。
データベース管理者は、初期化パラメータを使用して次のことができます。
メモリー構造、たとえば、メモリー内のデータベース・バッファの数を調整して、パフォーマンスを最適化する。
データベース全体のデフォルト値、たとえば、コンテキスト領域の作成時にコンテキスト領域に最初に割り当てられる領域の量を設定する。
データベースの制限、たとえば、データベース・ユーザーの最大数を設定する。
データベースに必要なファイルまたはディレクトリの名前を指定する。
初期化パラメータの多くは、データベースのパフォーマンスを改善するためにチューニングできます。それ以外のパラメータは、変更しないでください。変更する場合は、Oracleサポート・サービスの指示に従ってください。
すべての初期化パラメータは省略可能です。Oracleには、各パラメータにデフォルト値が用意されています。パラメータのデフォルト値は、オペレーティング・システムによって異なる場合があります。