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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.239 RESOURCE_MANAGER_PLAN

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

RESOURCE_MANAGER_PLAN = resource_plan_name

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

有効な任意の文字列

基本

いいえ

CDBの場合

CDBのルートで、RESOURCE_MANAGER_PLANによりCDBリソース・プランが指定されます。CDBリソース・プランによって、PDB間でリソースが割り当てられます。

CDBリソース・プランは、DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLANおよびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEを使用して作成されます。

関連項目:

  • DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLANおよびDBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEの使用法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージのCREATE_CDB_PLANプロシージャおよびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

ALTER SYSTEM文を使用してCDBのRESOURCE_MANAGER_PLANの値を変更するには、セッションがrootである必要があります。たとえば、CDBリソース・プランを使用可能または起用禁止にするには、次のように指定します。

SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = CDB_resource_plan_name;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';

PDBでは、PDBに使用するPDBリソース・プランはRESOURCE_MANAGER_PLANにより指定されます。

該当するPDBのPDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、セッションがPDB内にある必要があります。たとえば、PDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、次のように指定します。

SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = PDB_resource_plan_name;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';

PDBでは、非CDBのリソース・プランと比較するとPDBリソース・プランにいくつか制限があります。PDBリソース・プランには、次の制限が適用されます。

  • PDBリソース・プランは、サブプランを含むことができません。

  • PDBリソース・プランには、最大8個のコンシューマ・グループを設定できます。

  • PDBリソース・プランで、複数レベルのスケジューリング・ポリシーを使用することはできません。

特定のPDBリソース・プラン・ポリシーを施行するには、PDB間のリソース割当てに関するポリシーがCDBリソース・プラン内に存在している必要があります。CDBリソース・プランが存在しない場合は、特定のPDBリソース・プラン・ポリシーが施行されません。PDBリソース・プランに、CPUまたはパラレル・ステートメント・キューイング・ディレクティブが含まれており、CDBリソース・プランが指定されていない場合、リソース・マネージャは自動的にDEFAULT_CDB_PLANプランを使用可能にします。この動作を回避するには、ルート・レベルのRESOURCE_MANAGER_PLANパラメータをORA$INTERNAL_CDB_PLANに設定します。

注意:

CDBリソース・プランにおけるCPU、I/O帯域幅およびパラレル実行サーバー要件の詳細、およびこれらの要件が満たされない場合のPDBリソース・プランの結果の説明は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

非CDBの場合

RESOURCE_MANAGER_PLANには、非CDBのインスタンスに使用するトップレベルのリソース・プランを指定します。リソース・マネージャは、このトップレベルのリソース・プランをすべての子孫(サブプラン、ディレクティブおよびコンシューマ・グループ)にロードします。このパラメータを指定しない場合、リソース・マネージャはデフォルトでオフです。

リソース・マネージャをオンにしたり(オフの状態であった場合)、リソース・マネージャまたはカレント・リソース・プランをオフにする(オンの状態であった場合)には、ALTER SYSTEM文を使用して、このパラメータの設定を変更できます。データ・ディクショナリの中に存在しないリソース・プランを指定すると、エラー・メッセージが戻されます。

関連項目:

  • リソース・プランの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • CDBおよびPDBでOracle Resource Managerを使用する方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGER_PRIVSパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • 既存のリソース・プランの詳細は、DBA_RSRC_PLANSDBA_RSRC_PLAN_DIRECTIVESおよび「動的パフォーマンス・ビュー」の様々なV$RSRC_*動的パフォーマンス・ビューを参照してください。