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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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7.217 V$GOLDENGATE_TRANSACTION

V$GOLDENGATE_TRANSACTIONは、Oracle GoldenGate取得プロセス、アウトバウンド・サーバーおよびインバウンド・サーバーによって処理されているトランザクションに関する情報を示します。このビューでは、長時間実行のトランザクションを識別し、各トランザクションで処理されているLCRの数を表示できます。このビューに表示されるのは、取得されたLCRに関する情報のみです。ユーザーがエンキューしたLCRまたはユーザー・メッセージに関する情報は表示されません。

このビューには、処理中のLCRに関する情報のみが表示されますが、これはそれらのLCRが問合せの時点でコンポーネントのルール・セットを満たしていたからです。取得プロセスの場合、このビューには取得プロセスがLCRに変換したトランザクションでの変更に関する情報のみが表示されます。REDOログのアクティブ・トランザクションに関する情報は表示されません。

アウトバウンド・サーバーの場合、このビューにはアウトバウンド・サーバーがデキューしたLCRに関する情報のみが表示されます。アウトバウンド・サーバーのキューにあるLCRに関する情報は表示されません。アウトバウンド・サーバーの場合、トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがOracle GoldenGateクライアント・アプリケーションに送信されるまでこのビューに表示されます。

インバウンド・サーバーの場合、トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがコミットするまで、またはトランザクション全体がロールバックされるまで、このビューに表示されます。

データ型 説明

COMPONENT_NAME

VARCHAR2(30)

コンポーネントの名前

COMPONENT_TYPE

VARCHAR2(20)

コンポーネントのタイプ

  • CAPTURE - 取得プロセス

  • APPLY - アウトバウンド・サーバーまたはインバウンド・サーバー内の適用リーダー・サブコンポーネント

  • PROPAGATION_SENDER - 取得プロセスからアウトバウンド・サーバーへLCRを送信する伝播送信者

XIDUSN

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号

XIDSLT

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDのスロット番号

XIDSQN

NUMBER

トランザクションのトランザクションIDの順序番号

BATCH_XIDUSN脚注1

NUMBER

バッチの親トランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号。

Oracle GoldenGate Integrated ReplicatでBATCHSQLモードを使用する場合、BATCH_XID列に現行のトランザクションが属するバッチの親トランザクションが表示される。親トランザクションは各バッチの最初のトランザクション。

この列は、COMPONENT_TYPEAPPLYで、BATCHSQLモードが有効な場合にのみ移入される。

BATCH_XIDSLT脚注参照1

NUMBER

バッチの親トランザクションのトランザクションIDのスロット番号。

Oracle GoldenGate Integrated ReplicatでBATCHSQLモードを使用する場合、BATCH_XID列に現行のトランザクションが属するバッチの親トランザクションが表示される。親トランザクションは各バッチの最初のトランザクション。

この列は、COMPONENT_TYPEAPPLYで、BATCHSQLモードが有効な場合にのみ移入される。

BATCH_XIDSQN脚注参照1

NUMBER

バッチの親トランザクションのトランザクションIDの順序番号。

Oracle GoldenGate Integrated ReplicatでBATCHSQLモードを使用する場合、BATCH_XID列に現行のトランザクションが属するバッチの親トランザクションが表示される。親トランザクションは各バッチの最初のトランザクション。

この列は、COMPONENT_TYPEAPPLYで、BATCHSQLモードが有効な場合にのみ移入される。

CUMULATIVE_MESSAGE_COUNT

NUMBER

トランザクションで処理されたLCRの数。トランザクションの処理中にコンポーネントが再起動した場合、この列にはそのコンポーネントが起動してからトランザクションで処理されたLCRの数が表示される。

TOTAL_MESSAGE_COUNT

NUMBER

アウトバウンド・サーバーまたはインバウンド・サーバーによってトランザクションで処理されたLCRの合計数。この列は、取得プロセスでは表示されない。

FIRST_MESSAGE_TIME

DATE

トランザクションで最初に処理されたLCRのタイムスタンプ。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたLCRのタイムスタンプが表示される。

FIRST_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

このトランザクション内の最初のメッセージのSCN。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたメッセージのSCNが表示される。

LAST_MESSAGE_TIME

DATE

トランザクションで最後に処理されたLCRのタイムスタンプ

LAST_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

トランザクションで発生した最新のメッセージのSCN

FIRST_MESSAGE_POSITION

RAW(64)

XStreamインバウンド・サーバーによって最初に参照されるメッセージの位置

この列は、Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

LAST_MESSAGE_POSITION

RAW(64)

Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーによって最後に参照されたメッセージの位置

この列は、Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

TRANSACTION_ID

VARCHAR2(128)

Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーのトランザクションID

この列は、Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

脚注1

この列は、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降で使用できます。