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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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17.1 ALTER INDEX

用途

空間索引固有のパラメータを変更します。

構文

ALTER INDEX [schema.]index PARAMETERS ('index_params  [physical_storage_params]' ) 
    [{ NOPARALLEL | PARALLEL [ integer ] }] ;

キーワードおよびパラメータ

説明

INDEX_PARAMS

空間索引の特徴を変更します。

sdo_indx_dims

索引付けする次元数を指定します。たとえば、値に2を指定すると、最初の2次元にのみ索引付けします。実際の次元数以下の値を指定する必要があります。3次元ジオメトリの使用方法については、「3次元の空間オブジェクト」を参照してください。データ型はNUMBERです。デフォルトは2です。

sdo_rtr_pctfree

索引の作成時は空にしておく、各索引ツリー・ノードのスロットの最小割合を指定します。空のスロットは、後で表に新しいデータを挿入したときにデータが書き込まれます。値は0から50の範囲です。デフォルト値はほとんどのアプリケーションに最適ですが、0はジオメトリ列が更新されない場合に使用してください。データ型はNUMBERです。デフォルトは10です。

PHYSICAL_STORAGE_PARAMS

空間索引のデータ表の変更で使用される記憶域パラメータを指定します。空間索引データ表は、指定された形式を使用した標準のOracle表です。CREATE TABLE文のSTORAGE句内で使用可能なすべての物理記憶域パラメータがサポートされているわけではありません。サポートされているサブセットのリストを次に示します。

tablespace

索引データ表が作成される表領域を指定します。このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のTABLESPACEと同じです。

initial

このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のINITIALと同じです。

next

このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のNEXTと同じです。

minextents

このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のMINEXTENTSと同じです。

maxextents

このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のMAXEXTENTSと同じです。

pctincrease

このパラメータは、CREATE TABLE文のSTORAGE句内のPCTINCREASEと同じです。

{ NOPARALLEL | PARALLEL [ integer ] }

索引を使用する後続の問合せおよびDML操作にシリアル(NOPARALLEL)実行を使用するかパラレル(PARALLEL)実行を使用するかを制御します。パラレル実行の場合、並列度を示す整数値を指定できます。PARALLELキーワードの使用に適用されるガイドラインおよび制限事項については、CREATE INDEX文の「使用上の注意」を参照してください。デフォルトはNOPARALLELです。(整数値を指定せずにPARALLELを指定した場合、Oracle Databaseによって最適な並列度が計算されます。)

前提条件

  • 索引タイプおよび索引の実装タイプに対する実行権限が必要です。

  • 変更する空間索引が処理中ではないことが必要です。

使用上の注意

この文を使用して、既存の索引のパラメータを変更します。

使用可能なパラメータについては、CREATE INDEX文の「使用上の注意」を参照してください。

次の例では、BGIという名前の空間索引のパーティションIP2の表領域を変更します。

ALTER INDEX bgi MODIFY PARTITION ip2 
   PARAMETERS ('tablespace=TBS_3');

関連項目