プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

13.1.4 一括ルート・リクエスト

一括ルート・リクエストは、バッチ・モード・リクエスト(「バッチ・モード・ルート・リクエスト」で説明)と個別のルート・リクエストのハイブリッドです。一括ルート・リクエストは、複数の単純、単純マルチアドレスおよびTSPルート・リクエストをルーティング・エンジンに対する1つのリクエストで処理する方法です。バッチ・モード・リクエストの一括処理は許可されていません。

バッチ・モード・リクエストと同様に、一括ルート・リクエストの一番外側の要素は<batch_route_request>です。バッチ・モード・リクエストとは異なり、一括ルート・リクエストにはバッチ・リクエストの内部に1つ以上の<route_request>要素がネストされています。

一括ルート・リクエストでは、含まれる<batch_route_request>要素に関連する属性はすべて無視されます。かわりに、ネストされた<route_request>要素に関連付けられた属性が個々のルートの処理時に使用されます。これにより、ユーザーは単一の一括個別ルート・リクエスト内に単純、単純マルチアドレスおよびTSPの各リクエストを混在させることができます。

一括ルート・リクエストは、最速ルートを最短ルートと比較するなど、属性の異なる単一のルート・リクエストの複数のバリエーションを送信し、結果を比較する場合に役立ちます。

一括ルート・リクエスト内の個々のルート・リクエストでは、単純ルート・リクエストの任意の属性を使用できます。これらは、単純マルチアドレス・リクエストおよびTSPルート・リクエストの任意のサブルート固有属性も使用できます。

一括ルート・リクエスト内のすべての個々のルート・リクエストはスタンドアロンです。これらはバッチ内の他のルート・リクエストに影響しません。