13.2.1 WebLogic Serverの準備

ルーティング・エンジンをデプロイする前に、管理対象サーバーをWebLogic Server (WLS)に作成する必要があります。管理対象サーバーには、ヒープ内に少なくとも4GBのメモリーが必要です。ヒープに割り当てられるメモリーが多いほど、キャッシュに保持できるローカル・パーティションが増えます。キャッシュ内に保持できるパーティション数を増やすことは、ルーティング・エンジンのパフォーマンスを向上させる単一の最適な方法です。

ルーティング・エンジンを管理対象サーバーに正常にデプロイするには、サーバーにデータ・ソースが関連付けられている必要があります。このデータ・ソースは、道路ネットワーク・データおよびユーザー・データを含むデータベース・スキーマへの接続のプールを提供します。

WLSワーク・マネージャを作成し、管理対象サーバーに関連付けることをお薦めします。ワーク・マネージャは、管理対象サーバーで同時に実行できるリクエスト数に関する制約を格納します。管理対象サーバーがリクエストの拒否を開始するまでにキューイングできるリクエスト数に対する制約も格納します。