注意:
この機能は、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降で使用可能です。
書式
SDO_GEOM.SDO_WIDTH( geom IN SDO_GEOMETRY, dim IN SDO_DIM_ARRAY [, unit IN VARCHAR2] ) RETURN NUMBER;
または
SDO_GEOM.SDO_WIDTH( geom IN SDO_GEOMETRY, tol IN NUMBER [, unit IN VARCHAR2] ) RETURN NUMBER;
説明
ジオメトリ・オブジェクトの幅を戻します。
パラメータ
ジオメトリ・オブジェクト。
geom
に対応する次元情報の配列を指定します。通常、xxx_SDO_GEOM_METADATAビューの1つから選択します(「ジオメトリのメタデータ・ビュー」を参照)。
許容差(「許容差」を参照)。
測定単位(unit=
およびMDSYS.SDO_DIST_UNITS表のSDO_UNIT値を引用符で囲んだ文字列で、'unit=KM'など)を指定します。測定単位の指定の詳細は、「測定単位のサポート」を参照してください。
このパラメータを指定しない場合、データに関連付けられた測定単位が使用されます。測地データの場合、デフォルトの測定単位はmです。
使用上の注意
凸型のポリゴンの場合、幅はサポートの平行線間の最短距離です。
凸型以外のジオメトリでは、このファンクションは凸型ジオメトリを決定し、その凸型ジオメトリの幅を戻します。
入力ジオメトリは2つ以下の次元を持つことができます。
点ジオメトリが指定された場合、ファンクションは0 (ゼロ)を戻します。
例
次の例では、COLA_MARKETS表に格納されているすべてのジオメトリ・オブジェクトの幅を戻します。(例では、「空間データの挿入、索引付けおよび問合せの例」の定義およびデータを使用しています。)
SELECT name, SDO_GEOM.SDO_WIDTH(shape, 0.005) Width FROM cola_markets; NAME WIDTH -------------------------------- ---------- cola_a 4 cola_b 3 cola_c 2 cola_d 4