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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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18.12 SDO_OVERLAPBDYDISJOINT

書式

SDO_OVERLAPBDYDISJOINT(geometry1, geometry2);

説明

表内のジオメトリに、特定のジオメトリとのOVERLAPBDYDISJOINT位相関係があるかどうかを確認します。SDO_RELATE演算子に'mask=OVERLAPBDYDISJOINT'を含めて指定する場合と同じです。

この演算子で実行される操作および使用要件については、この章に示すSDO_RELATE演算子の項を参照してください。

キーワードおよびパラメータ

説明

geometry1

表のジオメトリ列を指定します。列は、空間索引付けされている必要があります。データ型はSDO_GEOMETRYです。

geometry2

表のジオメトリまたはジオメトリの一時的なインスタンスを指定します。(バインド変数またはSDO_GEOMETRYコンストラクタを使用して指定します。)データ型はSDO_GEOMETRYです。

戻り値

式SDO_OVERLAPBDYDISJOINT(geometry1,geometry2) = 'TRUE'は、OVERLAPBDYDISJOINT位相関係を持つオブジェクトの組合せに対してTRUEを戻し、そうでない場合はFALSEを戻します。

使用上の注意

この章に示すSDO_RELATE演算子の「使用上の注意」を参照してください。

位相関係およびSpatial and Graphで使用される9交差モデルについては、「空間関係およびフィルタ処理」を参照してください。

空間演算子での3Dサポート(計算時にすべての3次元を考慮する演算子または考慮しない演算子)については、「3次元の空間オブジェクト」を参照してください。

次の例では、線ストリング・ジオメトリ(ここでは、(0,6)から(2,6)の水平な線)とOVERLAPBDYDISJOINT関係があるジオメトリを検索します。(例では、「空間データの挿入、索引付けおよび問合せの例」および図2-1に示す定義およびデータを使用しています。)この例では、cola_aのみが線ストリング・ジオメトリとOVERLAPBDYDISJOINT関係を持っています。

SELECT c.mkt_id, c.name
  FROM cola_markets c
  WHERE SDO_OVERLAPBDYDISJOINT(c.shape,
            SDO_GEOMETRY(2002, NULL, NULL,
              SDO_ELEM_INFO_ARRAY(1,2,1),
              SDO_ORDINATE_ARRAY(0,6, 2,6))
            ) = 'TRUE';

    MKT_ID NAME       
---------- --------------------------------                             
         1 cola_a