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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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31.24 SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTS

書式

SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTS;

説明

別のデータベースに転送された表領域内のすべての空間索引を初期化します。

パラメータ

なし。

使用上の注意

このプロシージャは、なんらかの空間索引を含む表領域にOracleトランスポータブル表領域機能を使用するためのサポートの一部です。このプロシージャを使用するのは、(A)リリース11.2より前のダンプ・ファイルのインポート操作が完了したとき、または(B)リリース11.2以上の異なるエンディアン・プラットフォームからのインポート操作が完了した後、のいずれかのみです。表領域に空間索引を持つ各ユーザーは、このプロシージャをコールする必要があります。

リリース11.2より前のダンプ・ファイルについては、SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTSプロシージャをコールした後、インポートされたトランスポータブル表領域にある各索引に対して次の書式の文を実行する必要があります。

ALTER INDEX spatial-index-from-imported-tts PARAMETERS ('CLEAR_TTS=TRUE');

トランスポータブル表領域および表領域を別のデータベースに転送する方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

リリース11.2より前のダンプ・ファイルをインポートした後に使用する次の例では、別のデータベースに転送された表領域内のすべての空間索引を初期化します。また、その2つの空間索引に必要なALTER INDEX文も示します。

CALL SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTS;
ALTER INDEX xyz1_spatial_idx PARAMETERS ('CLEAR_TTS=TRUE');
ALTER INDEX xyz2_spatial_idx PARAMETERS ('CLEAR_TTS=TRUE');

次の例では、空間索引の所有者は、SELECT文が文字列Yを戻した場合のみ、SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTSプロシージャをコールして、リリース11.2の異なるエンディアン・プラットフォームから空間索引がインポートされたことを反映する必要があります。

SELECT DECODE(BITAND(sdo_index_version, 1024), 1024, 'Y', 'N') ENDIAN_FLAG
  FROM user_sdo_index_metadata
  WHERE sdo_index_name = :index_name;
-- If the result is 'Y', perform the next statement.
CALL SDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTS;
-- No ALTER INDEX statements are needed.

この例では、SELECT文が文字列Nを戻したときにSDO_UTIL.INITIALIZE_INDEXES_FOR_TTSプロシージャをコールした場合、エンディアンの変換を実行する必要がないため、このプロシージャは何も実行しません。

関連項目

なし。