Oracle Spatial and Graph (Spatial and Graphとも呼ばれる)には、空間データおよび空間分析と、物理グラフ・アプリケーション、論理グラフ・アプリケーション、ネットワーク・グラフ・アプリケーション、ソーシャル・グラフ・アプリケーションおよびセマンティック・グラフ・アプリケーション用の高度な機能が含まれています。空間フィーチャは、Oracle Databaseへの空間フィーチャの集合の格納、検索、更新および問合せを容易にするスキーマおよびファンクションを提供します。Spatial and Graphは、次の要素で構成されています。
空間索引付けメカニズム
対象領域問合せ、空間結合問合せおよび他の空間分析操作を実行する演算子、ファンクションおよびプロシージャ
ユーティリティおよびチューニング操作用のファンクションおよびプロシージャ
トポロジ内のノード、エッジおよびフェイスに関するデータを処理するためのトポロジ・データ・モデル(『Oracle Spatial and Graphトポロジ・データ・モデルおよびネットワーク・データ・モデル・グラフ開発者ガイド』を参照)
グラフ内のノードおよびリンク(頂点およびエッジ)としてモデル化される機能やオブジェクトを表現するためのネットワーク・データ・モデル(『Oracle Spatial and Graphトポロジ・データ・モデルおよびネットワーク・データ・モデル・グラフ開発者ガイド』を参照)
GeoRasterデータ(ラスター・イメージ・データ、グリッド化データ、および関連するメタデータ)の格納、索引付け、問合せ、分析および配信を可能にするGeoRaster機能(『Oracle Spatial and Graph GeoRaster開発者ガイド』を参照)
空間フィーチャの空間構成要素とは、ある座標空間においてその形を幾何学的に表現したものです。これをジオメトリと呼びます。
注意:
MDSYSスキーマの下では、どのパッケージ、表または他のオブジェクトも変更しないでください。(ただし、ユーザー定義の座標参照系を作成する必要がある場合は除きます(「ユーザー定義の座標参照系の作成」を参照)。)