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Oracle® Database SQL言語リファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71278-13
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SQLファンクション

SQLファンクションは、Oracle Databaseに組み込まれており、適切なSQL文で使用できます。SQLファンクションと、PL/SQLで記述されたユーザー定義ファンクションを混同しないでください。

SQLファンクションが戻す値のデータ型以外のデータ型の引数でSQLファンクションをコールすると、OracleはSQLファンクションを実行する前に、その引数を必要なデータ型に変換します。


関連項目:

ユーザー・ファンクションの詳細は、「ユーザー定義ファンクション」を参照してください。データ型の暗黙的な変換の詳細は、「データ変換」を参照してください。

SQLファンクションのNULL ほとんどのスカラー・ファンクションは、NULL引数を指定するとNULLを返します。NVLファンクションを使用した場合、NULLが発生したときに値を戻すことができます。たとえば、式NVL(commission_pct,0)は、commission_pctがNULLの場合は0(ゼロ)を戻し、commission_pctがNULLでなければその値を戻します。

集計ファンクションによるNULLの処理の詳細は、「集計ファンクション」を参照してください。

SQLファンクションの構文 SQLファンクションの構文図では、データ型とともに引数が示されています。SQL構文にパラメータfunctionが指定されている場合は、この項で説明するファンクションの1つに置き換えます。ファンクションは、引数のデータ型および戻り値によってグループ化されています。


注意:

LOB列にSQLファンクションを適用すると、Oracle Databaseは、SQLおよびPL/SQLの処理中に一時LOBを作成します。ご使用のアプリケーションの一時LOBを格納するために、十分な一時表領域が割り当てられていることを確認してください。


注意:

NLS_COMPNLS_SORTの設定を組み合せた値によって、文字をソートおよび比較するルールが決まります。ご使用のデータベースのNLS_COMPLINGUISTICが設定されている場合、この章のエンティティはすべてNLS_SORTパラメータによって指定されるルールに従って解釈されます。NLS_COMPLINGUISTICに設定されていない場合、ファンクションはNLS_SORTの設定に関係なく解釈されます。NLS_SORTは、明示的に設定できます。明示的に設定されていない場合は、NLS_LANGUAGEから導出されます。これらの設定の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

次に、ファンクションのカテゴリを表す構文を示します。

function::=

function.gifの説明が続きます。
図function.gifの説明

single_row_function::=

single_row_function.gifの説明が続きます。
図single_row_function.gifの説明

次の項に、前述の図のユーザー定義ファンクション以外の各グループにおける組込みSQLファンクションを示します。すべての組込みSQLファンクションを、アルファベット順に説明します。


関連項目:

「ユーザー定義ファンクション」および「CREATE FUNCTION」を参照してください。