構文

用途
STANDARD_HASHは、複数のハッシュ・アルゴリズムのいずれかを使用して、特定の式のハッシュ値を計算します。このハッシュ・アルゴリズムは、米国標準技術局(NIST)で定義され、標準化されています。このファンクションは、セキュリティ・アプリケーション(デジタル署名、チェックサム、指紋認証など)で認証を実行して、データ整合性を維持するために役立ちます。
STANDARD_HASHファンクションを使用すると、拡張データ型の列に索引を作成できます。詳細は、「拡張データ型の列に対する索引の作成」を参照してください。
expr引数には、Oracle Databaseでハッシュ値を計算するデータを指定します。exprに指定できるデータの長さに制限はありません。このデータは通常、列名です。exprは、LONG型またはLOB型にすることはできません。ユーザー定義のオブジェクト型にすることはできません。その他のデータ型はすべて、exprでサポートされています。
オプションのmethod引数を使用すると、どのハッシュ・アルゴリズムを使用するかを指定できます。有効なアルゴリズムは、SHA1、SHA256、SHA384、SHA512、およびMD5です。この引数を省略すると、SHA1が使用されます。
このファンクションは、RAW値を返します。
|
注意: STANDARD_HASHファンクションは、Oracle Databaseの内部でハッシュ・パーティション化のために使用されるものと同じではありません。 |