用途
CREATE
PFILE
文を使用すると、バイナリのサーバー・パラメータ・ファイルまたは現行のインメモリーのパラメータ設定をテキストの初期化パラメータ・ファイルにエクスポートできます。テキストのパラメータ・ファイルの作成は、データベースで使用している現行のパラメータ設定リストを取得する便利な方法です。また、このファイルは、テキスト・エディタで簡単に編集でき、CREATE
SPFILE
文を使用してサーバー・パラメータ・ファイルに変換して戻すこともできます。
この文が正常に実行されると、サーバーにテキストのパラメータ・ファイルが作成されます。Oracle Real Application Clusters環境では、すべてのインスタンスのすべてのパラメータ設定が含まれます。サーバー・パラメータ・ファイルのパラメータ設定と同じ行のコメントも含まれます。
CDBにテキスト・パラメータ・ファイルを作成する場合の注意事項: マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)にテキスト・パラメータ・ファイルを作成するときには、現在のコンテナがルートまたはPDBである可能性があります。
現在のコンテナがルートである場合、データベースはルートのパラメータ設定を含むテキスト・ファイルを作成します。
Oracle Database 12cリリース1(12.1.0.2)以降、現在のコンテナがPDBである場合にテキスト・パラメータ・ファイルを作成できます。この場合、pfile_name
を指定する必要があります。データベースは、PDBのパラメータ設定を含むテキスト・ファイルを作成します。
関連項目:
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セマンティクス
pfile_name
作成するテキストのパラメータ・ファイル名を指定します。pfile_name
を指定しないと、プラットフォーム固有のデフォルトの初期化パラメータ・ファイル名が使用されます。pfile_name
には、パス接頭辞を含めることができます。パス接頭辞を指定しない場合は、データベースによってデフォルトの格納場所(プラットフォームによって異なる)のパス接頭辞が追加されます。
spfile_name
テキストのファイルを作成する元となるバイナリのサーバー・パラメータ・ファイル名を指定します。
spfile_name
を指定する場合、そのファイルがサーバーに存在する必要があります。ファイルがオペレーティング・システムのサーバー・パラメータ・ファイルのデフォルト・ディレクトリに存在しない場合、フルパス名を指定する必要があります。
spfile_name
を指定しない場合は、現在インスタンスに関連付けられているspfileが使用されます。通常、これは起動時に使用されたspfileです。インスタンスにspfileが関連付けられていない場合は、プラットフォーム固有のデフォルトのサーバー・パラメータ・ファイル名が検索されます。このファイルが存在しない場合は、エラーが戻されます。
関連項目: デフォルトのパラメータ・ファイル名については、オペレーティング・システム固有のドキュメントを参照してください。 |
MEMORY
を指定すると、現行のシステム全体のパラメータ設定を使用してpfileを作成できます。Oracle RAC環境では、作成されたファイルには各インスタンスからのパラメータ設定が含まれます。