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Oracle® Database SQL言語リファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71278-13
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DROP PLUGGABLE DATABASE

用途

DROP PLUGGABLE DATABASE文を使用すると、プラガブル・データベース(PDB)を削除できます。

PDBを削除すると、削除したPDBおよびそのデータファイルの参照をすべて削除するように、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の制御ファイルが変更されます。削除したPDBに関連付けられたアーカイブ・ログとバックアップは、削除されません。これらを削除するにはOracle Recovery Manager (RMAN)を使用することができ、これらを残してPDBのPoint-in-Timeリカバリを続けて実行することもできます。


注意:

DROP PLUGGABLE DATABASE文はロールバックできません。

前提条件

CDBに接続している必要があります。

現在のコンテナがルートである必要があります。また、AS SYSDBAまたはAS SYSOPERとして認証される必要があるとともに、共通に付与されているSYSDBA権限またはSYSOPER権限か、ルートと削除対象のPDBのそれぞれでローカルに付与されているこれらのどちらかの権限が必要です。

KEEP DATAFILES(デフォルト)を指定するには、削除する対象のPDBを切断する必要があります。

INCLUDING DATAFILESを指定するには、削除する対象のPDBはマウント・モードである、または切断されている必要があります。

構文

drop_pluggable_database::=

drop_pluggable_database.gifの説明が続きます。
「図drop_pluggable_database.gif」の説明

セマンティクス

pdb_name

削除するPDBの名前を指定します。シード(PDB$SEED)は削除できません。

KEEP DATAFILES

KEEP DATAFILESを指定すると、PDBの削除後に、そのPDBに関連付けられたデータファイルを保持できます。PDBの一時ファイルは、不要になるため削除されます。これはデフォルトです。

2つのCDBが同じストレージ・デバイスを共有しており、一方のCDBからPDBを削除し、もう一方のCDBに接続するシナリオでは、データファイルを保持しておくと便利なことがあります。

INCLUDING DATAFILES

INCLUDING DATAFILESを指定すると、削除するPDBに関連付けられたデータファイルを削除できます。PDBの一時ファイルも削除されます。

SNAPSHOT COPYで作成されたPDBの削除の制限事項: PDBがSNAPSHOT COPY句を使用して作成された場合、そのPDBを削除するときにはINCLUDING DATAFILESを指定する必要があります。

PDBの削除例: 次の文は、PDB pdb1およびこのPDBに関連付けられたデータファイルを削除します。

DROP PLUGGABLE DATABASE pdb1
  INCLUDING DATAFILES;