リリース・ノート
12cリリース1 (12.1.0.1) for Oracle Solaris
B71315-07(原本部品番号:E51863-10)
2016年8月
このリリース・ノートには、今回のリリースのプラットフォーム固有または製品固有のマニュアルに記載されていない情報が含まれています。このドキュメントは、『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の補足です。
このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。次のURLで、このドキュメントに更新があるかどうかをチェックし、その他のOracleドキュメントを参照することができます。
http://docs.oracle.com/en/database/database.html
このリリース・ノートは、次の項目で構成されています。
アップグレード前後の処理、互換性、相互運用性に関する最新の更新とベスト・プラクティスについては、次のMy Oracle SupportのNote 1462240.1を参照してください。「Upgrade Companion」ページにリンクしています。
Oracle Database 12cでサポートされている製品または機能のリストは、次のとおりです。
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュのサポート
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュはOracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされます。
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート
Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAW(8)で作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。
サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。
Oracle ASMフィルタ・ドライバ・サポート
Oracle Automatic Storage Management Filter Driver (Oracle ASMFD)はLinux x86-64でのみサポートされます。
『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の「このリリースのOracle Database 12.1.0.2で使用できない機能または制限されている機能」の2.2項にリストされている製品または機能は、サポートされていません。
次の内容は、リリース12.1.0.1に固有の情報です。
Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。
Cluster Verification Utility (CVU)は、次の場合に断続的なノード接続障害をレポートします。
Oracle Databaseインストールの前提条件の確認時
cluvfy
コマンドの実行時
回避策:
データベースのインストール時に、「再チェック」をクリックして前提条件の確認を再実行し、エラーが表示されないことを確認します。
cluvfy
コマンドを実行する場合、再度このコマンドを実行して、エラーが表示されないことを確認します。
注意: 前回の実行では検証にパスしたエラーが表示される場合がありますが、このようなエラーはネットワーク・インタフェースが異なるためのものです。 |
この問題は、Oracle Bug#16040260によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructureのインストール時にOracle ASMディスク記憶域としてiSCSIを使用すると、次のエラーを表示して前提条件チェックが失敗します。
PRVF-5150 : Path disk_path is not a valid path on all nodes
回避策:
このエラーは無視してください。
この問題は、Oracle Bug#16044541によって追跡されます。
Oracle Databaseリリース11.2をリリース12.1にアップグレードする場合、Oracle ACFSドライバがロードに失敗し、次のエラー・メッセージのいずれかまたは複数が表示されることがあります。
ACFS-9308: Loading installed ADVM/ACFS drivers. ACFS-9320: Missing file: '/./oracleoks' ACFS-9320: Missing file: '/./oracleadvm' ACFS-9320: Missing file: '/./oracleacfs'
回避策:
スクリプトを再実行するか、ルートの自動化を使用している場合は「再試行」をクリックします。エラーが解消されない場合は、アップグレードが成功するまで、回避策を繰り返します。
この問題は、Oracle Bug#15970384によって追跡されます。
Solaris 10でOracle RACホームをインストールまたはアップグレードしているときに、デフォルトの言語が英語以外の場合は、次のエラーが発生します。
PRCT-1011 : failed to execute "srvctl". Details of the error: [couldn't set locale correctly]
回避策:
root
として次の手順を実行し、システムにNorth America (nam
)パッケージをインストールします(これには、英語の言語とキャラクタ・セットが含まれます)。
lofiadm -a
を使用して、既存のイメージ(sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso
)をマウントします。
lofiadm -a /mnt/ISO/sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso /dev/lofi/1
lofiadm
を実行して、マウントされたブロック・デバイスとファイルを検証し、標準出力に送ります。
# lofiadm Block Device File /dev/lofi/1 /mnt/ISO/sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso
ファイル・システムにマウント・ディレクトリを作成します。
# mkdir /mnt/iso
mount
コマンドを使用して、イメージをマウントします。
# mount -F hsfs -o ro /dev/lofi/1 /mnt/iso
North America (nam
)リージョンを追加します。
# localeadm -a nam -d /mnt/iso/Solaris_10/Product
現在のシステムにインストールされているすべてのロケールまたはリージョンをリストします。
# localeadm -l
この問題は、Oracle Bug#14607661によって追跡されます。
ルート・スクリプト自動化オプションとしてSudoを選択すると、Oracle Universal Installerは、指定したユーザー・アカウントでSudoを使用して構成スクリプトを自動的に実行します。ただし、Sudoのユーザー名がソフトウェアをインストールしているユーザーの名前と異なる場合、またはインストール時に必要なディレクトリへの書込みを抑止するその他の原因がクラスタ・メンバー・ノードの構成にある場合、ルート構成スクリプトは失敗します。次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
PROTL-3: Failed to create export file 'OLRUPGRADEFILE' CLSRSC-169: Failed to create or upgrade OLR
回避策:
root
ユーザーに、Sudoユーザーのホーム・ディレクトリに書込みを行う権限があることを確認します。Oracle Universal Installerがスクリプトの実行を終了した後、権限をリセットできます。
この問題は、Oracle Bug#16242252によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructureのインストールを行っているときに、Grid Naming Service (GNS)およびDynamic Host Configuration Protocol (DHCP)オプションが選択されており、ルート・スクリプトの自動実行が有効になっていると、インストールは次のエラーを表示して失敗します。
[INS-10008] Session Initialization failed
回避策:
サマリー・ページで「インストール」ボタンをクリックする前に、GI_HOME
ディレクトリを再帰的に削除します。
この問題は、Oracle Bug#16196582によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructureをリリース12.1にアップグレードしているときに、Oracle Universal Installerがハングし、ログ・ファイルに次のエラーが表示される場合があります。
Exception in thread "AWT-EventQueue-0" java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
回避策:
次のコマンドを実行します。
./runInstaller -J-Xmx1024m -J-Xms150m
この問題は、Oracle Bug#16620650によって追跡されます。
次の項には、Oracle Database 12cおよび関連製品に関する問題についての情報が含まれています。
高可用性ネットワーク・ファイル・ストレージ(HANFS)でのエクスポート用のスナップショットを追加する際に、単一構成のexportfs
リソースをスナップショット・ディレクトリの.ACFS/snaps
のルートに使用する必要がある場合。
この制限は、Solarisでの64ビットinodeのNFSエクスポートの処理方法によるものです。
複数のリソースがスナップショットに使用される場合、開始する最初のエクスポート・リソースからエクスポート・オプション文字列が使用され、追加のスナップショットへのクライアント・アクセスが許可されない可能性があります。
親と子が同じファイル・システムを表す場合、すでにエクスポートされた親の子またはすでにエクスポートされた子の親はエクスポートできません。このため、HANFS共有をSolarisに作成する場合は、ピアであるディレクトリを別のクライアントにエクスポートできますが、ファイル・システムごとに単一ルートのみがエクスポートされるようにする必要があります。
この問題は、Oracle Bug#15901493および#15895156によって追跡されます。
Pro*COBOLプログラムのVARCHAR
変数がSPARC 64ビット・システムで格納できる文字は最大9999(4桁)です。これは、COMP-5
修飾子がSPARC 64-bitシステムで使用できないためであり、これにより、表の作成時に32KのVARCHAR
機能を使用しても、VARCHAR
の処理容量がPro*COBOLアプリケーションによって9999文字に制限されます。
回避策:
Pro*COBOLのLOB読取りおよび書込みサポートを使用して、9999文字より長いデータをチャンクで挿入または取得します。
この問題は、Oracle Bug#14375964によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0)をインストールしている場合に、Oracle Solaris Projectsを使用してシステム・リソースを管理する場合は、Oracle Databaseのインストール所有者ごとに異なるデフォルト・プロジェクトを指定できます。
たとえば、grid
という名前のOracle Grid Infrastructure所有者と、oracle1
とoracle2
の2人のOracle Databaseインストール所有者がいる場合、これらのインストール所有者に、それぞれ、mygridproj
、myoradb1proj
、およびmyoradb2proj
などの異なるデフォルト・プロジェクトと固有のリリース制御および設定を指定できます。
Oracle Solarisプロジェクトを使用したリソースの構成の詳細は、Oracle Solarisのドキュメントを参照してください。
この問題は、Oracle Bug#11776492によって追跡されます。
Oracle Solaris 10 update 10またはOracle Solaris 10 update 11でPro*COBOLアプリケーションをリンクしようとすると、アプリケーションがリンクされません。リンク・エディタが次のエラーをレポートすることがあります。
make: Fatal error: Command failed for target `build'
回避策1:
Oracle Solaris 11にアップグレードします。
回避策2:
次のようにして、リンク・エディタを実行する前にオブジェクト・ファイルを編集します。
% elfdump -cN.eh_frame foo Section Header[4]: sh_name: .eh_frame sh_addr: 0x400378 sh_flags: [ SHF_ALLOC ] sh_size: 0x6b8 sh_type: [ SHT_PROGBITS ] sh_offset: 0x378 sh_entsize: 0 sh_link: 0 sh_info: 0 sh_addralign: 0x8 % elfedit -e 'shdr:sh_type .eh_frame sht_amd64_unwind' foo % elfdump -cN.eh_frame foo . Section Header[4]: sh_name: .eh_frame sh_addr: 0x400378 sh_flags: [ SHF_ALLOC ] sh_size: 0x6b8 sh_type: [ SHT_AMD64_UNWIND ] sh_offset: 0x378 sh_entsize: 0 sh_link: 0 sh_info: 0 sh_addralign: 0x8
この問題は、Oracle Bug#15827517によって追跡されます。
Cluster Health Monitor実行ファイルosysmond.bin
を、Solaris 11または11.1バージョン(Solaris 11.1 SRU3を含む)がインストールされたシステムで実行すると、メモリー・リークが発生します。
回避策:
システムをSolaris 11.1 SRU4に更新します。
この問題は、Oracle Bug#14602157によって追跡されます。
ストライプ列1を持つOracle ACFSボリュームの作成に、Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistantを使用することはできません。
回避策:
asmcmd volcreate
コマンドまたはALTER DISKGROUP
SQL文を使用してボリュームを作成します。ボリュームの作成後は、Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistantを使用してOracle ACFSファイル・システムを作成できます。
この問題は、Oracle Bug#16347687によって追跡されます。
プライベート・ネットワークが応答を停止した場合、Oracle Grid Infrastructureはプライベート・ネットワークを再起動します。しかし、Oracle ACFSはオフラインのままです。
回避策:
My Oracle Support WebサイトからOracle Bug#16654282に関連するパッチをダウンロードしてインストールします。
この問題は、Oracle Bug#16654282によって追跡されます。
次の内容は、リリース12.1.0.2に固有の情報です。
インストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。
Solaris 10でOracle RACホームをインストールまたはアップグレードしているときに、デフォルトの言語が英語以外の場合は、次のエラーが発生します。
PRCT-1011 : failed to execute "srvctl". Details of the error: [couldn't set locale correctly]
回避策:
root
として次の手順を実行し、システムにNorth America (nam
)パッケージをインストールします(これには、英語の言語とキャラクタ・セットが含まれます)。
lofiadm -a
を使用して、既存のイメージ(sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso
)をマウントします。
lofiadm -a /mnt/ISO/sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso /dev/lofi/1
lofiadm
を実行して、マウントされたブロック・デバイスとファイルを検証し、標準出力に送ります。
# lofiadm Block Device File /dev/lofi/1 /mnt/ISO/sol-10-u9-ga-x86-dvd.iso
ファイル・システムにマウント・ディレクトリを作成します。
# mkdir /mnt/iso
mount
コマンドを使用して、イメージをマウントします。
# mount -F hsfs -o ro /dev/lofi/1 /mnt/iso
North America (nam
)リージョンを追加します。
# localeadm -a nam -d /mnt/iso/Solaris_10/Product
現在のシステムにインストールされているすべてのロケールまたはリージョンをリストします。
# localeadm -l
この問題は、Oracle Bug#14607661によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructureのインストール時にOracle ASMディスク記憶域としてiSCSIを使用すると、次のエラーを表示して前提条件チェックが失敗します。
PRVF-5150 : Path disk_path is not a valid path on all nodes
回避策:
このエラーは無視してください。
この問題は、Oracle Bug#16044541によって追跡されます。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)からOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)へアップグレードするとき、またはOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)とOracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0.2)ホームを使用するとき、次のいずれかまたは複数のエラー・メッセージが表示される可能性があります。
Failure to open parameter file (ORA-01078, ORA-01565, and ORA-17503) ORA-00205: error in identifying control file orapwd command during DBCA may complain: referenced symbol not found
回避策:
My Oracle Support Webサイトから、パッチ15881443をダウンロードしてインストールします。
この問題は、Oracle Bug#15881443によって追跡されます。
SPARC M7、T7およびS7シリーズのサーバー用マイクロプロセッサには、Data Analytics Accelerator (DAX)コプロセッサが組み込まれています。これらのコプレッサは、問合せ関連の操作をハードウェアから直接実行するため、Oracle Databaseのパフォーマンスが向上します。次に示すOracle Database Enterprise EditionおよびOracle Solarisの最小限のバージョンでは、DAXハードウェア・アクセラレーションを使用してOracle Database 12cのインメモリー・データベースを操作できます。
DAXを使用するための最小要件は、次のとおりです。
Solarisバージョン: システム固有(一般に、Solaris 11.3以降が含まれます)。具体的な最小要件と要求されるSolaris 11.3 SRUについては、特定のシステム用のサーバー製品ノートを参照してください。
SPARC M7/T7に最小限必要なOracleのバージョンとパッチ:
Oracle Database 12c 12.1.0.2
パッチ21744410: DATABASE PATCH FOR ENGINEERED SYSTEMS AND DB IN-MEMORY 12.1.0.2.13 (2015年10月)以降
パッチ21249747: FOLLOWUP FOR BUG 18867241 FOR NON PQ ENABLED QUERIES
SPARC M7/T7に推奨されるOracleのバージョンとパッチ:
Oracle Database 12c 12.1.0.2
パッチ23273686: DATABASE PROACTIVE BUNDLE PATCH 12.1.0.2.160719 (2016年7月)
パッチ21249747: FOLLOWUP FOR BUG 18867241 FOR NON PQ ENABLED QUERIES
パッチ21888938: CPUSPEEDNW IS UNDER REPORTED ON SPARC
SPARC S7に最小限必要なOracleのバージョンとパッチ:
Oracle Database 12c 12.1.0.2
パッチ23273686: DATABASE PROACTIVE BUNDLE PATCH 12.1.0.2.160719 (2016年7月)
パッチ24353230: MERGE REQUEST ON TOP OF DATABASE BP 12.1.0.2.160719 FOR BUGS 22091036 23235386
パッチ23265829: CPU EFFECTIVE MULTIPLIER CHANGE TO 0.5 DEFAULT
パッチ21249747: FOLLOWUP FOR BUG 18867241 FOR NON PQ ENABLED QUERIES
パッチ21888938: CPUSPEEDNW IS UNDER REPORTED ON SPARC
最後に、アプリケーションのインメモリー機能を有効にします。
Oracle Database 12cのインメモリー機能の構成の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のIn-Memory Column Storeの使用に関する項を参照してください。
注意: DAX機能は、現在、Kernel Zonesでの使用はサポートされていません。 |
次の各項には、Oracle Database 12cおよび関連製品に関する問題についての情報が含まれています。
高可用性ネットワーク・ファイル・ストレージ(HANFS)でのエクスポート用のスナップショットを追加する際に、単一構成のexportfs
リソースをスナップショット・ディレクトリの.ACFS/snaps
のルートに使用する必要がある場合。
この制限は、Solarisでの64ビットinodeのNFSエクスポートの処理方法によるものです。
複数のリソースがスナップショットに使用される場合、開始する最初のエクスポート・リソースからエクスポート・オプション文字列が使用され、追加のスナップショットへのクライアント・アクセスが許可されない可能性があります。
親と子が同じファイル・システムを表す場合、すでにエクスポートされた親の子またはすでにエクスポートされた子の親はエクスポートできません。このため、HANFS共有をSolarisに作成する場合は、ピアであるディレクトリを別のクライアントにエクスポートできますが、ファイル・システムごとに単一ルートのみがエクスポートされるようにする必要があります。
この問題は、Oracle Bug#15901493および#15895156によって追跡されます。
クラスタの各ノードでacfsroot install
を実行し、デフォルトのOracleインベントリ・グループoinstall
のみがNISを介して使用可能な場合、デバイスはoinstall
のグループ所有者により作成されます。これは正しい動作です。しかし、システムを再起動し、デバイス・ドライバをリロードすると、デバイスの権限はroot:sys
に設定されます。これは正しい動作ではありません。この問題はcrsuser
がデバイスを管理しようとしたときに発生し、次のようなエラーが表示されます。
ERROR at line 1: ORA-15032: not all alterations performed ORA-15477: cannot communicate with the volume driver
回避策:
acfsroot install
の実行前、またはサーバーの再起動およびドライバのリロード前に、Oracleインベントリ・グループoinstall
またはインストール所有者のプライマリ・グループを/etc/group
に追加します。
この問題は、Oracle Bug#16534869によって追跡されます。
Cluster Health Monitor実行ファイルosysmond.bin
を、Solaris 11または11.1バージョン(Solaris 11.1 SRU3を含む)がインストールされたシステムで実行すると、メモリー・リークが発生します。
回避策:
システムをSolaris 11.1 SRU4に更新します。
この問題は、Oracle Bug#14602157によって追跡されます。
Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0)をインストールしている場合に、Oracle Solaris Projectsを使用してシステム・リソースを管理する場合は、Oracle Databaseのインストール所有者ごとに異なるデフォルト・プロジェクトを指定できます。
たとえば、grid
という名前のOracle Grid Infrastructure所有者と、oracle1
とoracle2
の2人のOracle Databaseインストール所有者がいる場合、これらのインストール所有者に、それぞれ、mygridproj
、myoradb1proj
、およびmyoradb2proj
などの異なるデフォルト・プロジェクトと固有のリリース制御および設定を指定できます。
Oracle Solarisプロジェクトを使用したリソースの構成の詳細は、Oracle Solarisのドキュメントを参照してください。
この問題は、Oracle Bug#11776492によって追跡されます。
Oracle Solaris 10 update 10またはOracle Solaris 10 update 11でPro*COBOLアプリケーションをリンクしようとすると、アプリケーションがリンクされません。リンク・エディタが次のエラーをレポートすることがあります。
make: Fatal error: Command failed for target `build'
回避策1:
Oracle Solaris 11にアップグレードします。
回避策2:
次のようにして、リンク・エディタを実行する前にオブジェクト・ファイルを編集します。
% elfdump -cN.eh_frame foo Section Header[4]: sh_name: .eh_frame sh_addr: 0x400378 sh_flags: [ SHF_ALLOC ] sh_size: 0x6b8 sh_type: [ SHT_PROGBITS ] sh_offset: 0x378 sh_entsize: 0 sh_link: 0 sh_info: 0 sh_addralign: 0x8 % elfedit -e 'shdr:sh_type .eh_frame sht_amd64_unwind' foo % elfdump -cN.eh_frame foo . Section Header[4]: sh_name: .eh_frame sh_addr: 0x400378 sh_flags: [ SHF_ALLOC ] sh_size: 0x6b8 sh_type: [ SHT_AMD64_UNWIND ] sh_offset: 0x378 sh_entsize: 0 sh_link: 0 sh_info: 0 sh_addralign: 0x8
この問題は、Oracle Bug#15827517によって追跡されます。
Oracle Solaris 11.1 SRU12、SRU13およびSRU14バージョンで、_lwp_info()
ファンクションの戻り値が誤ってゼロではなくランダムなゼロ以外の値を表示し、顧客に異なるCPU実行時間の計算の問題が発生する可能性があります。
対処方法:
Oracle Solaris 11.1 SRU15またはより新しいカーネル・バージョンにアップグレードします。
この問題は、Oracle Bug#17643628によって追跡されます。
Oracle Database Upgrade Assistant (DBUA)を使用している場合、不十分なヒープ・サイズの割当てのため、OutOfMemory
エラーが発生することがあります。
対処方法:
次のように、512 Mのより高いヒープ・サイズの割当てを反映するようにDBUAスクリプトのJRE_OPTIONS
を編集します。
JRE_OPTIONS="${JRE_OPTIONS} -Dsun.java2d.font.DisableAlgorithmicStyles=true -DSET_LAF=$SET_LAF -Dice.pilots.html4.ignoreNonGenericFonts=true -mx512m -XX:MaxPermSize=512M"
この問題は、Oracle Bug#19176203によって追跡されます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
か、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
Oracle Databaseリリース・ノート, 12c リリース1 (12.1) for Oracle Solaris
B71315-07
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