次に、データ・ポンプ・エクスポートおよびインポート・ユーティリティでのパフォーマンス向上の要因を示します。
複数のワーカー・プロセスで、表間およびパーティション間のパラレル処理を実行して、複数のパラレル・ダイレクト・パス・ストリームで表をロードおよびアンロードできます。
非常に大きい表およびパーティションの場合は、単一のワーカー・プロセスで、外部表による方法を使用してデータにアクセスすると、複数のパラレル問合せおよびパラレルDML I/Oサーバー・プロセスを介してパーティション間のパラレル処理を選択できます。
データ・ポンプでは、索引の作成およびパッケージ本体のロードにパラレル処理を使用します。
ダンプ・ファイルは、直接サーバーで読取りおよび書込みが行われるため、データをクライアントに移動する必要はありません。
ダンプ・ファイルの格納形式は、ダイレクト・パスAPIの内部ストリーム形式です。これは、表領域内部のOracle Databaseのデータ・ファイルに格納されている形式と同様の形式です。したがって、クライアント側ではINSERT
文バインド変数への変換は実行されません。
サポートされているデータ・アクセス方法(ダイレクト・パスおよび外部表による方法)は従来のSQLより高速です。ダイレクト・パスAPIを使用すると、単一ストリームでの最大のパフォーマンスが実現します。外部表機能を使用すると、Oracle Databaseのパラレル問合せおよびパラレルDML機能を効率的に使用できます。
エクスポート時に、メタデータとデータの抽出を同時に実行できます。