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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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オブジェクト識別子のインポート

Oracle Databaseでは、オブジェクト型、オブジェクト表およびオブジェクト表内の行を一意に識別できるように、オブジェクト識別子が割り当てられます。オブジェクト識別子はインポート・ユーティリティによって保持されます。

型を参照している表のインポート時に、その名前の型がすでにデータベースに存在している場合は、その既存の型が、実際にその表で使用されているかどうか(実際は異なる型で、単に同じ名前であるだけではないか)を確認します。

この確認のために、型の一意の識別子(TOID)とエクスポート・ファイルに格納された識別子が比較されます。これらの識別子が一致する場合は、型の一意のハッシュ・コードとエクスポート・ファイルに格納されたハッシュ・コードが比較されます。TOIDまたはハッシュ・コードが一致しない場合、その表の行はインポートされません。

この妥当性チェックをしてはいけない型もあります(たとえば、その型がカートリッジのインストールによって作成された場合)。パラメータTOID_NOVALIDATEを使用して、TOIDおよびハッシュ・コードと比較しない型を指定できます。詳細は、「TOID_NOVALIDATE」を参照してください。

注意:

型比較は、不正なデータを発生させないための非常に重要な機能であるため、TOID_NOVALIDATEの使用には、特に注意してください。この機能を使用禁止にする場合は、データ型の妥当性チェックとその処理について十分な知識を持つユーザーが行ってください。

次の基準によって、オブジェクト型、オブジェクト表およびオブジェクト表の行の処理方法が決まります。

インポート・ユーティリティにオブジェクト型とオブジェクト表に関するオブジェクト識別子が保持されるため、FROMUSERパラメータおよびTOUSERパラメータを使用して、あるユーザー・スキーマから別のユーザー・スキーマにオブジェクトをインポートする場合は、次のことを考慮してください。