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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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データ・ポンプ・ユーティリティのパフォーマンスに影響する初期化パラメータ

特定のOracle Database初期化パラメータの設定が、データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポートのパフォーマンスに影響する場合があります。特に、次の設定を使用してパフォーマンスを改善できます。ただし、プラットフォームによっては同様の効果を得られない場合もあります。

  • DISK_ASYNCH_IO=TRUE

  • DB_BLOCK_CHECKING=FALSE

  • DB_BLOCK_CHECKSUM=FALSE

次の初期化パラメータには、並列度が最大になる値を指定する必要があります。

  • PROCESSES

  • SESSIONS

  • PARALLEL_MAX_SERVERS

さらに、初期化パラメータSHARED_POOL_SIZEUNDO_TABLESPACEは、余裕のある大きさにする必要があります。具体的な値は、データベースのサイズによって異なります。

Streams環境でのバッファ・キャッシュ・サイズの設定

Oracle Data Pumpは、Streams機能を使用してプロセス間の通信を行います。SGA_TARGET初期化パラメータが設定されていると、STREAMS_POOL_SIZE初期化パラメータは自動的に合理的な値に設定されます。

SGA_TARGET初期化パラメータが設定されていない状態で、STREAMS_POOL_SIZE初期化パラメータも定義されていない場合は、ストリーム・プールのサイズは自動的に共有プール・サイズの10%(デフォルト)になります。

ストリーム・プールが作成されると、バッファ・キャッシュに割り当てられたメモリーから必要なSGAメモリーが確保されるため、キャッシュのサイズは、DB_CACHE_SIZE初期化パラメータで指定したサイズよりも少なくなります。つまり、バッファ・キャッシュが必要最小限のSGAで構成されていた場合、データ・ポンプ操作は正しく動作しません。データ・ポンプ操作を正常に実行するために、STREAMS_POOL_SIZEの値は、最小サイズの10MBにすることをお薦めします。

関連項目:

『Oracle Streams概要および管理』