デフォルト: デフォルト値は設定されていません。
用途
構文および説明
PARFILE=[directory_path]file_name
パラメータ・ファイルでは、ファイル内にデータ・ポンプ・パラメータを指定して、すべてのコマンドを個別に入力するかわりにそのファイルをコマンドラインに指定できます。これは、同じパラメータの組合せを何度も使用する場合に便利です。値の指定に引用符が必要なパラメータを使用する場合も、パラメータ・ファイルを使用することをお薦めします。
サーバーによって作成されて書き込まれるダンプ・ファイル、ログ・ファイルおよびSQLファイルとは異なり、パラメータ・ファイルはexpdp
クライアントによって開かれて読み取られるため、パラメータ・ファイルにディレクトリ・オブジェクトは指定されません。パラメータ・ファイルのデフォルトの場所は、ユーザーのカレント・ディレクトリです。
パラメータ・ファイル内では、カンマはすべての改行文字に暗黙的に含まれるため、各行の最後にカンマを入力する必要はありません。長い表名など、折返しを含む長い行がある場合、現在の行の最後にバックスラッシュ継続文字(\)を入力して次の行に継続します。
制限事項
PARFILE
パラメータは、パラメータ・ファイル内には指定できません。
例
パラメータ・ファイルhr.par
の内容は、次のとおりです。
SCHEMAS=HR DUMPFILE=exp.dmp DIRECTORY=dpump_dir1 LOGFILE=exp.log
このパラメータ・ファイルを指定するには、次のExportコマンドを実行します。
> expdp hr PARFILE=hr.par