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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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INTEGER(n)

データは、フルワード2進整数(nは、1、2、4または8から選択して指定した長さ)です。長さが指定されていない場合、その長さはバイト単位で、ご使用のプラットフォームのCプログラミング言語におけるLONG INTのサイズに基づいて決まります。

INTEGERは、バイト・サイズ、バイト順序および符号付きの値の表現がシステム間で異なるため、移植不能です。ただし、符号付きの値の表現がシステム間で同じ場合は、SQL*Loaderを使用して、正しい結果でINTEGERデータにアクセスできます。長さ指定(n)でINTEGERを指定し、必要に応じて適切な方法でデータのバイト順序を指定すると、SQL*Loaderを使用してシステム間で正しい結果でデータにアクセスできます。長さ指定なしにINTEGERを指定すると、C言語のLONG INTの長さが両方のシステムで同じバイト数である場合のみ、SQL*Loaderを使用して正しい結果でデータにアクセスできます。その場合も、必要に応じて、適切な方法でデータのバイト順序を指定する必要があります。

2進整数の長さを明示的に指定すると、ワード長がSQL*Loaderで使用されているものとは異なるプラットフォーム上で入力データを作成する場合に有効です。たとえば、2進整数を含む入力データは、64ビットのプラットフォームで作成され、32ビットのプラットフォーム上のSQL*Loaderを使用しているデータベースにロードされます。この場合、INTEGER(8)を指定して、SQL*Loaderによってその整数を4バイトの量ではなく、8バイトの量として処理します。

デフォルトでは、INTEGERSIGNED量として処理されます。SQL*Loaderで、符号なしの量として処理する場合は、UNSIGNEDを指定します。デフォルトの動作に戻すには、SIGNEDを指定します。