内部のネストした表は外部表とは別にエクスポートされます。したがって、内部のネストした表が正しくインポートされない場合、次のような状況が予想されます。
内部にネストした表を持つ表がエクスポートされ、インポート時に、表も表内の行も削除されなかったとします。IGNORE=y
パラメータが指定されている場合、外部表に各行を挿入すると、制約違反が発生します。ただし、内部のネストした表のデータは正常にインポートされることがあり、その場合、内部表の行データが重複します。
外部表へデータをインポート中にリカバリ不能なエラーが発生した場合は、外部表の残りのデータはスキップされますが、対応する内部表の行はスキップされません。その結果、内部表の行は外部表のどの行からも参照されなくなります。
リカバリ可能なエラーの後で内部表への挿入がエラーになる場合、外部表の行はすでに外部表にインポートされています。また、外部表および他の内部表へのデータのインポートは続行されます。その結果、不完全な論理行が作成されます。
内部表へのデータのインポート中にリカバリ不能なエラーが発生した場合は、その内部表の残りのデータはスキップされますが、外部表やその他のネストした表はスキップされません。
常にログ・ファイルを調べて、外部表および内部表にエラーがないかどうかを確認する必要があります。データに一貫性を持たせるためには、表データの変更や削除が必要になることがあります。
内部にネストした表は、外部表とは別にインポートされるので、インポート中に、このネストした表のデータにアクセスしようとしても失敗することがあります。たとえば、内部表の行がインポートされる前に、外部表の行にアクセスすると、ユーザーには不完全な行が返されます。