プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

ダイレクト・パス・ロード使用上の制限

ダイレクト・パス・ロードを使用するには、次の条件を満たしている必要があります。

  • ロードする表はクラスタ化できません。

  • ロードする表は、INSERTでアクティブなOracle Virtual Private Database (VPD)ポリシー含むことができません。

  • ロードするセグメントに未処理のアクティブ・トランザクションを含むことはできません。

    この条件が満たされているかどうかを確認するには、MONITOR TABLEというOracle Enterprise Managerコマンドを使用して、ロードする表のオブジェクトIDを検索します。次に、MONITOR LOCKコマンドを使用して、表にロックがかけられているかどうか調べます。

  • Oracle9iより前のリリースのデータベースでは、クライアントとサーバーが同じリリースである場合のみ、SQL*Loaderのダイレクト・パス・ロードを実行できます。また、Oracle9iのデータのダイレクト・パス・ロードは、以前のリリースのデータベースに対しては実行できません。たとえば、ダイレクト・パス・ロードを使用して、リリース9.0.1のデータベースからリリース8.1.7のデータベースにデータをロードすることはできません。

    Oracle9i以上では、クライアントとサーバーのリリースが異なる場合にも、SQL*Loaderのダイレクト・パス・ロードを実行できます。ただし、両方がリリース9.0.1以上で、クライアントのリリースは、サーバーのリリース以下である必要があります。たとえば、リリース9.0.1のデータベースからリリース9.2のデータベースへのダイレクト・パス・ロードを実行できます。ただし、リリース10.0.0のデータベースからリリース9.2のデータベースへのデータのロードに、ダイレクト・パス・ロードを使用することはできません。

次の機能は、ダイレクト・パス・ロードでは使用できません。

  • BFILE列のロード

  • ロード時のCREATE SEQUENCEの使用。これは、ダイレクト・パスではINSERT文が生成されないため、ダイレクト・パス・ロードでは、次の値をフェッチするSQLが生成されないことが理由です。