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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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データ・セーブの回数の削減

ROWS値が小さいことが原因でデータ・セーブが頻繁に発生する場合、ダイレクト・パス・ロードのパフォーマンスは低下します。ROWS値が小さい場合、セーブ後に最後のデータ・ブロックには書込みが行われないため、データ・ブロック領域が無駄になります。

ダイレクト・パス・ロードは従来型ロードより何倍も高速なため、ダイレクト・ロードの場合には、ROWSの値は従来型ロードの場合よりかなり大きくする必要があります。

データ・セーブ時には、SQL*Loaderのすべてのバッファへの書込みが正常に終了するまで、ロードは停止します。ROWSの値は、安全性を確保できる範囲で、できるだけ大きくしてください。数千行をロードしてみて、1行当たりの平均ロード時間を計ってみることをお薦めします。その値から、ROWSに設定する値が求められます。

たとえば、1分当たり20,000行がロードされるとします。この場合、処理途中に実行するセーブの間隔を10分以内にするには、ROWSを200,000(20,000行/分×10分間)に設定してください。