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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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バッチ・モードでのADRCIの使用方法

バッチ・モードを使用すると、入力を求めるプロンプトが表示されることなく、一連のADRCIコマンドを一度に実行できます。バッチ・モードを使用するには、ADRCIの起動時にADRCIコマンドにコマンドライン・パラメータを追加します。バッチ・モードでは、シェル・スクリプトまたはWindowsバッチ・ファイルにADRCIコマンドを含めることができます。対話方式モードと同様、ADRCIを起動する前に、ORACLE_HOMEおよびPATH環境変数を設定する必要があります。

次のコマンドライン・パラメータは、バッチ操作に使用できます。

表17-1 バッチ操作用のADRCIのコマンドライン・パラメータ

パラメータ 説明

EXEC

ADRCIを起動するオペレーティング・システム・コマンドラインで、1つ以上のADRCIコマンドを発行できます。コマンドが複数ある場合は、セミコロン(;)で区切ります。

SCRIPT

ADRCIコマンドを含むスクリプトを実行できます。

コマンドラインでADRCIコマンドを発行するには、次の手順に従います。

  • オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、次のコマンドを入力します。

    ADRCI EXEC="COMMAND[; COMMAND]..."
    

    たとえば、SHOW HOMESコマンドをバッチ・モードで実行するには、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

    ADRCI EXEC="SHOW HOMES"
    

    SHOW HOMESコマンドを実行してから、SHOW INCIDENTコマンドを実行するには、次のように入力します。

    ADRCI EXEC="SHOW HOMES; SHOW INCIDENT"
    

ADRCIスクリプトを実行するには、次の手順に従います。

  • オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、次のコマンドを入力します。

  • ADRCI SCRIPT=SCRIPT_FILE_NAME
    

    たとえば、adrci_script.txtというスクリプト・ファイルを実行するには、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

    ADRCI SCRIPT=adrci_script.txt
    

    スクリプト・ファイルには、次のようにセミコロン(;)または改行で区切られた一連のコマンドが含まれています。

  • SET HOMEPATH diag/rdbms/orcl/orcl; SHOW ALERT -term