この項では、外部表を使用したデータのロード方法(ORACLE_LOADER
アクセス・ドライバを使用)と、SQL*Loaderの従来型パス・ロードおよびダイレクト・パス・ロードを使用したデータのロード方法の重要な違いについて説明します。ここで示す情報は、ORACLE_DATAPUMP
アクセス・ドライバには適用されません。
SQL*Loaderのロードを使用したプライマリ入力データ・ファイルが複数存在する場合は、入力データ・ファイルごとに不良ファイルおよび廃棄ファイルが作成されます。外部表ロードでは、すべての入力データ・ファイルに対する不良ファイルおよび廃棄ファイルは、1つずつのみです。外部表ロードでパラレル・アクセス・ドライバが使用される場合は、各アクセス・ドライバに不良ファイルおよび廃棄ファイルが含まれます。
次の操作は、外部表ロードではサポートされていません。
CONTINUEIF
またはCONCATENATE
を使用した、1つの論理レコードへの複数の物理レコードの結合
SQL*Loaderデータ型(GRAPHIC
、GRAPHIC EXTERNAL
およびVARGRAPHIC
)のロード
データベースの列型(LONG
、ネストした表、VARRAY
、REF
、主キーREF
およびSID
)の使用
SQL*Loaderでは、プライマリ・データ・ファイルにUnicodeキャラクタ・セット(UTF8またはUTF16)が使用され、バイト順序マーク(BOM)が含まれている場合、バイト順序マークは対応する不良ファイルおよび廃棄ファイルの先頭に書き込まれます。外部表ロードでは、バイト順序マークは不良ファイルおよび廃棄ファイルの先頭に書き込まれません。
データ・ファイルのフィールドでは、クライアントのNLS環境変数によって、デフォルトのキャラクタ・セット、日付マスクおよび小数点区切りが決定されます。外部表のフィールドでは、NLSパラメータのデータベース設定によって、デフォルトのキャラクタ・セット、日付マスクおよび小数点区切りが決定されます。