プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

使用例2: LogMinerを使用した表アクセス統計の計算

この例では、ダイレクト・マーケティング・データベースを管理し、1月の2週間の収益でのカスタマ・コンタクトの有効性を確認するとします。すでにLogMinerディクショナリを作成済で、検索するREDOログ・ファイルを追加してあるとします(前述の例と同様)。次の手順を実行します。

  1. LogMinerを起動し、時間範囲を指定します。

    EXECUTE DBMS_LOGMNR.START_LOGMNR( -
       STARTTIME => TO_DATE('07-Jan-2012 08:30:00','DD-MON-YYYY HH:MI:SS'), -
       ENDTIME => TO_DATE('21-Jan-2012 08:45:00','DD-MON-YYYY HH:MI:SS'), -
       DICTFILENAME => '/usr/local/dict.ora');
    
  2. V$LOGMNR_CONTENTSビューを問い合せて、次の例に示すとおり、指定した時間範囲で変更された表を判別します。(この問合せでは、従来どおり名前に$を含むシステム表がフィルタ処理で除外されます。)

    SELECT SEG_OWNER, SEG_NAME, COUNT(*) AS Hits FROM
       V$LOGMNR_CONTENTS WHERE SEG_NAME NOT LIKE '%$' GROUP BY
       SEG_OWNER, SEG_NAME ORDER BY Hits DESC;
    
  3. 次のデータが表示されます。(画面の書式は異なる場合があります。)

    SEG_OWNER          SEG_NAME          Hits
    ---------          --------          ----
    CUST               ACCOUNT            384
    UNIV               EXECDONOR          325
    UNIV               DONOR              234
    UNIV               MEGADONOR           32
    HR                 EMPLOYEES           12
    SYS                DONOR               12
    

    Hits列の値は、問合せで指定した2週間の間に、指定した表に対して挿入、削除、更新の操作が行われた回数を示しています。この例では、指定した2週間の間にcust.account表が最も多く変更され、hr.employees表とsys.donor表は同じ期間の変更回数が最小でした。

  4. LogMinerセッションを終了します。

    LogMinerセッションを正常に終了するには、DBMS_LOGMNR.END_LOGMNRプロシージャを使用します。

    DBMS_LOGMNR.END_LOGMNR( );