LOBデータは、非常に長いデータであるため、プライマリ・データ・ファイルからではなく、LOBFILEからロードすると有効です。LOBFILEでは、LOBデータのインスタンスは、フィールド(事前に決められたサイズ、デリミタ付き、Length-Value)内にあるとみなされますが、これらのフィールドは、レコードに編成されていません(LOBFILEにはレコードの概念がありません)。そのため、レコードを扱うことによって発生する処理のオーバーヘッドを回避できます。このようなデータの編成方法は、LOBのロードにとって理想的です。
LOBFILEからロードしたLOBをメモリーに合わせる必要はありません。SQL*Loaderでは、64KB単位でLOBFILEが読み込まれます。
LOBFILEのデータ・フィールドは、次のいずれかの型です。
ファイルの内容全体を読み込む単一のLOBフィールド
サイズが決められたフィールド(固定長フィールド)
デリミタ付きフィールド(TERMINATED
BY
またはENCLOSED
BY
)
PRESERVE
BLANKS
句は、LOBFILEから読み込むフィールドには使用できません。
Length-Value Pairフィールド(可変長フィールド)
この型のフィールドからデータをロードするには、VARRAW
、VARCHAR
またはVARCHARC
SQL*Loaderデータ型を使用します。
これらの各フィールド型の使用例については、「LOBFILEからのLOBデータのロードの例」を参照してください。前述のすべてのフィールド型は、XML
列のロードに使用できます。
LOBFILE構文については、「lobfile_spec」を参照してください。