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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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スナップショット

エクスポート・ファイルからリストアされたスナップショットは、前の状態に戻ってしまいます。インポートでは、最後のリフレッシュが実行された時刻が、スナップショット表定義の一部としてインポートされます。次のリフレッシュ時刻を計算する機能もインポートされます。

各リフレッシュによって、署名が付けられます。高速リフレッシュでは、スナップショットを最新に保つため、その署名の時刻から日付を決定するログ・エントリが使用されます。高速リフレッシュが完了した時点で署名は削除され、新しい署名が付けられます。他のスナップショットのリフレッシュに必要でないログ・エントリ(残っている最も古い署名よりも前の時刻を持つすべてのログ・エントリ)も削除されます。

スナップショットのインポート

エクスポート・ファイルからスナップショットをリストアすると、問題が発生する場合があります。

スナップショットが時刻Aにリフレッシュされ、時刻Bにエクスポートされ、時刻Cに再びリフレッシュされたとします。破損などの問題が発生したため、スナップショットを削除してインポートしなおすことによってリストアする必要があります。新規にインポートされたバージョンは、時刻Aとして記録された最終リフレッシュ時刻を保持しています。高速リフレッシュに必要となるログ・エントリが存在しなくなっている可能性があります。ログ・エントリが存在する場合は(たとえば、リフレッシュする必要のある別のスナップショットに必要なため)、このエントリが使用され、高速リフレッシュは正常に完了します。ログ・エントリが存在しない場合、高速リフレッシュは失敗し、完全リフレッシュが必要であることを示すエラーが発生します。

異なるスキーマへのスナップショットのインポート

スナップショットおよび関連項目は、DDL文で指定されたスキーマ名でエクスポートされます。異なるスキーマにインポートする場合は、FROMUSERパラメータおよびTOUSERパラメータを使用します。これは、異なるスキーマにインポートできないスナップショット・ログには適用されません。

注意:

ファンクション索引、ファンクション、プロシージャ、トリガー、型本体、ビューなどの内部に表示されるスキーマ名は、FROMUSERまたはTOUSERの処理には影響されません。影響を受けるのは、オブジェクト名のみです。インポートの完了後、TOUSERスキーマに含まれる項目が古いスキーマ(FROMUSER)を参照しているかどうかを手動で確認し、必要に応じて修正する必要があります。