システム・レベル・オプションに関して次の点を考慮すると、インポート操作のパフォーマンスの向上につながる場合があります。
1つの大きなロールバック・セグメントを作成および使用し、他のすべてのロールバック・セグメントをオフラインにします。一般に、インポートする最大の表の半分のサイズが、十分なロールバック・セグメントのサイズです。また、同じサイズの2つ以上のエクステントで、ロールバック・セグメントを作成することも有効です。
注意:
ロールバック・セグメントのかわりに、自動UNDO管理を使用することをお薦めします。
インポートが完了するまでデータベースをNOARCHIVELOG
モードにします。これによって、アーカイブ・ログの作成および管理によるオーバーヘッドが削減されます。
いくつかの大きいREDOファイルを作成し、小さいREDOログ・ファイルをすべてオフラインにします。これによって、作成されるログ・スイッチが少なくなります。
可能な場合、ロールバック・セグメント、表データおよびREDOログ・ファイルをすべて個別のディスクに配置します。I/O競合が削減され、スループットが増加します。
可能な場合、システム・リソースに対するインポート操作との競合が発生する可能性がある他のジョブは、同時に実行しないでください。
ディクショナリ表に統計が存在しないことを確認してください。
sqlnet
.ora
ファイルにTRACE_LEVEL_CLIENT
=OFF
を設定します。
可能な場合、データベースの再作成時にDB_BLOCK_SIZE
の値を増加します。ブロック・サイズを大きくすると、必要なI/Oサイクル数は少なくなります。この変更は永続的であるため、行う前にすべての影響を考慮してください。