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Oracle® TimesTen In-Memory Database開発者および管理者ガイド
11gリリース2 (11.2.2)
B66443-07
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新機能

ここでは、このマニュアルに記載されているOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース11.2.2の新機能の概要を説明します。また、詳細情報へのリンクを示します。

リリース11.2.2.8.0の新機能

  • 非同期レプリケーションを使用し、キャッシュ・グループを含まないアクティブなスタンバイ・ペアでは、自動パラレル・レプリケーションの依存性コミットを無効にできます。これによって、TimesTenがトランザクションの依存性を自動的に強制するが、サブスクライバ・データベース上でマスター・データベース上と同じ順序でコミットされるトランザクションは強制しない、複数のスレッドに対するパラレル・レプリケーションが可能になります。詳細は、「コミット依存性を無効にした自動パラレル・レプリケーションの構成」を参照してください。

リリース11.2.2.7.0の新機能

  • DDLReplicationLevelおよびDDLReplicationAction接続属性は、DDL文によって作成または削除されるどのオブジェクトがアクティブ・スタンバイ・ペア・レプリケーション・スキームに含まれるデータベースに自動的にレプリケートされるかを制御します。このリリースでは、DDLReplicationLevel接続属性の新しいレベル3 (デフォルトではない)により、CREATE VIEWまたはDROP VIEW文、CREATE SEQUENCEまたはDROP SEQUENCE文、およびキャッシュ管理ユーザー名およびパスワードを設定するttCacheUidPwdSet組込みプロシージャの実行結果のレプリケーションが追加されています。DDLReplicationLevel=3で、DDLReplicationAction接続属性をINCLUDEに設定した場合、作成されたすべての新しい順序がレプリケーション・スキームに含まれます。詳細は、「アクティブ・スタンバイ・ペアのすべてのデータベースへのオブジェクト・レプリケーションの制御」を参照してください。

  • Oracle Clusterwareを使用する場合は、ユーザー名やパスワードを変更した後に新しいttCWAdmin -reauthenticateコマンドを実行して、これらの新しいユーザー名とパスワードをOracle Clusterwareで有効にし、保存する必要があります。詳細は、「Oracle Clusterware使用時のユーザー名やパスワードの変更」を参照してください。

リリース11.2.2.5.0の新機能

  • ALTER TABLEを使用して列を追加または削除する場合、余分な領域またはパーティションが追加される可能性があり、それによってレプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。relaxedレプリケーションを使用している場合は、ttMigrate -relaxedUpgradeを使用して余分な領域とパーティションを排除できます。詳細は、「レプリケート表の列定義オプション」を参照してください。

  • ttXactLogユーティリティには、新規の-logAnalyzeコマンドがあり、レプリケーション・ログを分析して、アクティブからスタンバイ・マスターおよびサブスクライバにレプリケートされずに残っている量と、現在の構成でパラレル・レプリケーション用に適切に負荷を分散できるかどうかを測定できます。詳細は、「レプリケーション・ログの未処理トランザクションの分析」を参照してください。

リリース11.2.2.4.0の新機能

  • データベースの複製が行われるローカルまたはリモートの特定のネットワーク・インタフェースを使用する場合に、ネットワーク・インタフェースの別名またはIPアドレスを指定できるようになりました。詳細は、「データベースの複製」を参照してください。

リリース11.2.2.2.0の新機能

  • デフォルトでは、レプリケーションはシングル・スレッドで実行されます。ソース・データベースからターゲット・データベースに更新を送信し、その更新をターゲット・データベースで適用するための複数のスレッドを構成するパラレル・レプリケーションを構成することによって、パフォーマンスを向上させることができます。詳細は、「パラレル・レプリケーションの構成」を参照してください。

リリース11.2.2.1.0の新機能

  • Oracle ClusterwareがTimesTenアクティブ・スタンバイ・ペアを管理している際の、TimesTenアプリケーションの動作に対する追加の制御が可能です。AppFailureIntervalAppRestartAttemptsおよびAppUptimeThresholdはClusterwareの新しい属性です。「アプリケーション・フェイルオーバーの実装」を参照してください。

リリース11.2.2.0.0の新機能