この項では、このリファレンス・ガイドで説明されているリリース11.2.2の新機能のリストと、詳細情報へのリンクを記載します。
IN
、ANY
、SOME
、またはALL
条件に使用する値リスト内の定数式、動的パラメータ、およびNULLのサポートが追加されました。詳細は、「ALL / NOT IN条件(値リスト)」および「ANY / IN条件(値リスト)」を参照してください。
WITH
句を使用する場合は、メインの問合せで集合演算子UNION
、MINUS
、およびINTERSECT
を指定できます。WITH
句の詳細は、「WITH句」を参照してください。
CREATE
[UNIQUE
] HASH
INDEX
文を使用してハッシュ索引を作成できます。ハッシュ索引作成の詳細は、「CREATE INDEX」を参照してください。
SQL文で文レベル・オプティマイザ・ヒントを使用できます。文レベルのオプティマイザ・ヒントの詳細は、「文レベルのオプティマイザ・ヒント」を参照してください。
CREATE
TABLE
文では、列の定義のNOT
NULL
制約の一部としてキーワードENABLE
を指定できます。詳細は、「列の定義」を参照してください。
UPDATE
文のSET
句では、複数の副問合せを指定できます。UPDATE
文のSET
句では、SELECT
DISTINCT
副問合せも指定できます。UPDATE
文の詳細は、「UPDATE」を参照してください。
ALTER
SESSION
文のSET
COMMIT_BUFFER_SIZE_MAX
句を使用して、接続の実行中のコミット・バッファの最大サイズを設定できます。詳細は、「ALTER SESSION」を参照してください。
UNLOAD
CACHE
GROUP文でCOMMIT
EVERY
n
ROWS
句を指定できます。詳細は、「UNLOAD CACHE GROUP」を参照してください。
CREATE
ACTIVE
STANDBY
PAIRおよびALTER
ACTIVE
STANDBY
PAIR
文の両方で、StoreAttribute
として
TABLE
DEFINITION
CHECKING
句を指定できます。詳細は、「CREATE ACTIVE STANDBY PAIR」を参照してください。
スカラー副問合せでDISTINCT
修飾子を指定できます。詳細は、「副問合せ」を参照してください。
INSERT...SELECT
文では、FROM
句または副問合せ内のターゲット表を参照できます。詳細は、「INSERT...SELECT」を参照してください。
表にALTER
を実行して、デフォルト値を持つNOT
NULL
列を追加します。DEFAULT
句は必須です。ALTER
TABLE
文の詳細は、「ALTER TABLE」を参照してください。
表のインメモリー列圧縮のサポート。圧縮は列レベルで定義され、データをより効率的に格納します。列での重複する値の冗長な格納を削除し、全表スキャンを実行するSQL問合せのパフォーマンスを向上させます。CREATE TABLE、ALTER TABLEおよびCREATE INDEXの各文により定義される表圧縮サポートの詳細は、「表のインメモリー列圧縮」、「CREATE TABLE」、「ALTER TABLE」および「CREATE INDEX」を参照してください。
LOB(ラージ・オブジェクト)データ型のサポート。これには、CLOB
(キャラクタLOB)、NCLOB
(各国語キャラクタLOB)およびBLOB
(バイナリLOB)データ型が含まれます。詳細は、「LOBデータ型」を参照してください。
LOBのサポートが、CREATE TABLE
、SELECT
、INSERT
およびUPDATE
SQL文に追加されました。LOBは、LIKE
およびIS [NOT] NULL
演算子、REPLACE
、LOWER
、UPPER
、TRIM
、LTRIM
、RTRIM
、ASCIISTR
、INSTR
、INSTRB
、INSTR4
、SUBSTR
、SUBSTRB
、SUBSTR4
、NLSSORT
、LPAD
、RPAD
、TO_DATE
、TO_NUMBER
、TO_CHAR
、LENGTH
、LENGTHB
、CONCAT
およびNVL
関数でもサポートされます。
LOB関数、EMPTY_CLOB
、EMPTY_BLOB
、TO_LOB
、TO_CLOB
、TO_NCLOB
およびTO_BLOB
のサポート。詳細は、「LOB関数」を参照してください。
GROUP BY
文のサポート。このリリースでは、GROUPING
SETS
、ROLLUP
およびCUBE
句に対するサポートが追加されました。さらに、GROUPING
、GROUPING_ID
およびGROUP_ID
関数も追加されました。GROUP BY
文の新しい句の詳細は、「GROUP BY句」を参照してください。新しい関数については、「集計関数」、「GROUP_ID」、「GROUPING」および「GROUPING_ID」を参照してください。
SELECT
文でWITH
句を使用する副問合せファクタのサポート。詳細は、「SELECT」および「WithClause」を参照してください。
SQL関数は「式」の章から独立し、新しい第4章「関数」にアルファベット順に並べられています。この再編成により、集計関数、文字列関数およびユーザー/セッション関数にリストされているすべての関数が、このアルファベット順のリストに追加されました。
分析関数のサポート。「分析関数」を参照してください。
AnalyticClause
を集計関数AVG
、COUNT
、MAX
、MIN
およびSUM
で指定できます。詳細は、「集計関数」および「分析関数」を参照してください。特定の集計関数「AVG」、「COUNT」、「MAX」、「MIN」および「SUM」も参照してください。
キャッシュ・グリッド関数を使用して、キャッシュ・グリッド内のデータの場所を判別し、そのノードの情報に対する問合せを実行できます。詳細は、「キャッシュ・グリッド関数」を参照してください。
TimesTenは、暗黙的なデータ型変換の追加サポートを提供します。「暗黙的なデータ型変換」を参照してください。
TimesTenは、日時算術演算の追加サポートを提供します。「算術演算における日時データ型および時間隔データ型」を参照してください。
集計関数でDISTINCT
を指定して、引数式の重複行を排除した値のみを考慮するようにできます。詳細は、「集計関数」を参照してください。
LIKE
条件内のソースまたはパターンで、文字列、列、式、関数の結果またはその任意の組合せを使用できます。詳細は、「LIKE条件」を参照してください。
TimesTenはMONTHS_BETWEEN
関数をサポートします。詳細は、「MONTHS_BETWEEN」を参照してください。
NLSキャラクタ・セット関数を使用して、キャラクタ・セット名またはID番号を取得できます。詳細は、「NLSキャラクタ・セット関数」を参照してください。
TimesTenでは、NULL値のサポートが拡張されます。詳細は、「NULL値」を参照してください。
TimesTenはNULLIF
関数をサポートします。詳細は、「NULLIF」を参照してください。
ORDER BY
句でNULLS FIRST
またはNULLS LAST
を使用できます。詳細は、「SELECT」を参照してください。
範囲索引はTツリー索引と呼ばれていました。すべての出力およびコマンドで、現在では範囲という用語が使用されています。たとえば、「NLSSORT」では、出力は「列での一意でない範囲索引」などの範囲索引を示します。
REPLACE
関数のサポートが追加されました。これは、特定の文字列内の一続きの文字を別の一連の文字で置換したり、文字列全体を削除します。詳細は、「REPLACE」を参照してください。
TimesTenはSOUNDEX
関数をサポートします。「SOUNDEX」を参照してください。
TimesTenは、TIMESTAMPADD
関数およびTIMESTAMPDIFF
関数をサポートします。「TIMESTAMPADD」および「TIMESTAMPDIFF」を参照してください。