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Oracle® Database Oracleプリコンパイラのためのプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71398-03
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コンパイルおよびリンク

実行可能プログラムを作成するには、プリコンパイラによって生成されたソース・ファイルをコンパイルし、その結果得られるオブジェクト・モジュールを、SQLLIBおよびシステム固有のOracleライブラリ内の必要なモジュールとリンクさせる必要があります。また、OCIコールを埋め込む場合も、必ずOCIランタイム・ライブラリ(OCILIB)にリンクしてください。

リンカーはオブジェクト・モジュール内のシンボリック参照を解決します。これらの参照で競合が発生すると、リンクは失敗します。プリコンパイル済のプログラムにサード・パーティのソフトウェアをリンクしようとするときに、このような競合が発生する可能性があります。こうした問題が生じるのは、サード・パーティのソフトウェアの中にはOracleと互換性のないものがあるためです。Oracleカスタマ・サービスに問い合せて、使用するソフトウェアがサポートされているかどうかを確認してください。

コンパイルおよびリンクの方法はシステムによって異なります。手順は、使用しているシステム固有のOracleマニュアルを参照してください。

システム依存

コンパイルおよびリンクの方法はシステムによって異なります。たとえば、システムによっては、ホスト言語プログラムをコンパイルするときにコンパイラの最適化をオフにする必要があります。手順は、使用しているシステム固有のOracleマニュアルを参照してください。

マルチバイト・グローバリゼーション・サポートの互換性

マルチバイトのグローバリゼーション・サポート機能を使用する場合、オブジェクト・ファイルをSQLLIBランタイム・ライブラリの現行バージョンにリンクさせる必要があります。このリリースのマルチバイト・グローバリゼーション・サポート機能は、SQLLIBランタイム・ライブラリではサポートされていますが、Oracleサーバーではサポートされていません。この結果生まれたアプリケーションは、Oracleデータベースのどのリリースでも実行できます。