ホスト配列を使用すると、データの集合全体を1つのSQL文で操作できるため、パフォーマンスが向上します。たとえば、300人の従業員の給料をEMP
表に挿入するとします。配列がないと、プログラムは300の個々の挿入(従業員ごとに1つ)を実行する必要があります。配列を使用すると、必要なINSERT
は1回のみです。次の文を考えてみます。
EXEC SQL INSERT INTO EMP (SAL) VALUES (:salary);
salaryが単純なホスト変数の場合、OracleではINSERT
文を1回実行し、EMP
表に1行挿入します。その行のSAL
列にsalaryの値が格納されます。この方法で300行を挿入するには、INSERT
文を300回実行する必要があります。
しかし、salaryがサイズが300のホスト配列の場合は、300行すべてが一度にEMP
表に挿入されます。各行のSAL
列には、salary配列の要素の値が格納されます。
詳細は、ホスト配列の使用方法を参照してください。