Oracle GoldenGate Monitorリリース・ノート
12c (12.1.3)
E56366-04(原本部品番号:E53273-07)
2015年4月
このドキュメントでは、Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)の概要を示します。次の項で構成されます。
Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)には、次の新機能が含まれています。
新しいコンソール制御で、Oracle GoldenGate Monitorプロセスを起動、停止および強制終了できます。
構成ファイルは編集可能です。
情報ファイルは、Oracle GoldenGate Monitorコンソールに表示されるようになりました。
JAgentはOracle GoldenGateエージェントに置き換わり、新機能が追加されました。
部分ソリューションが表示されます。
セキュリティは、インスタンス・レベルで付与できます。
「delta」メトリックという新しいクラスが追加されました。
グローバル化されたオブジェクト名がパラメータ・ファイルでサポートされるようになりました。
z/OSのサポートが追加されました。
SSL認証がサポートされるようになりました。
Java 1.7 (JRE)が必須ランタイム環境になりました。
ハイパーリンクを使用してインクルード・ファイルを表示できます。
すべての属性がグラフ化されるようになりました。
これらの機能の詳細および製品ライブラリのドキュメントへのリンクについては、Oracle GoldenGate Monitorの管理の新機能に関する項を参照してください。
Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)では、次のものが必要です。
JRE 1.7 (Oracle GoldenGate Monitorリリース12.1.3.0.0および12.1.3.0.1はJRE 1.8をサポートしていません)。
WebLogic Server 12c (12.1.3)とJRF
次のいずれかのデータベース:
Oracle 11gR1、11gR2、12c
Informix 11.5、11.7、12.1
MySQL 5.5、5.6
SQL Server 2008、2012
これらの前提条件の詳細は、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のインストールの準備に関する項を参照してください。
OPatchは、Oracleのソフトウェアに個別パッチを適用するプロセスに役立つユーティリティです。OPatchは、OUIベースのOracleホームまたはスタンドアロン・ホームのいずれかで実行可能なJavaベースのユーティリティです。これは、Oracleがリリースするソフトウェアのすべてのオペレーティング・システムで機能します。「OPatchを使用したパッチ適用」を参照してください。
OPatchは、Oracleのソフトウェアに個別パッチを適用するプロセスに役立つユーティリティです。OPatchは、OUIベースのOracleホームまたはスタンドアロン・ホームのいずれかで実行可能なJavaベースのユーティリティです。これは、Oracleがリリースするソフトウェアのすべてのオペレーティング・システムで機能します。OPatchのインストールの具体的な手順は、「OPatchを使用したパッチ適用」を参照してください。
この項では、修正されたバグについて説明します。特定のバグ番号やチケット番号に関する不明点は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。SR
はOracleサポートSR番号、BugDB
はバグID番号です。この項の情報は、次のリリースに分かれています。
Oracle Bug#16437867 - 最大サイズが1MBのレポート/破棄ファイルがMonitor UIに表示される
レポートおよび破棄ファイルの表示およびスクロールが変更され、すべてのデータが正しく表示されるようになりました。
Oracle Bug#20547345 - SNMPトラップが誤ったMIBエンタープライズ番号を取得する
Oracle GoldenGate Monitorで生成されるSNMPトラップとMIBファイルが一致するようになり、SNMP電子メール・アラートが正しく設定されるようになりました。
Oracle Bug#20537434 - z/OS: 「Configuration」タブにERパラメータが1行で表示される
「Configuration」タブのレンダリングが修正され、DB2 z/OSプラットフォームでERパラメータが複数行で表示されるようになりました。
Oracle Bug#20494454 - conf jagent.backward.compatibility=true
の場合、ログ・メッセージなしでJagentがハングする
Oracle GoldenGate Monitorエージェント(Jagent)のインストールは、Oracle GoldenGateコア・リリースに関係なく、false
(jagent.backward.compatibility=false
)に設定されます。
Oracle Bug#19509150 - create_ogg_agent_instance.sh -create
がjava.io.IOException: No such dev
で失敗する
Java I/Oファイルコピー・メカニズムが修正されました。
Oracle Bug#20186874 - Monitorエージェント・リリースを表示するためのMonitorエージェント・スクリプトの開発
Oracle GoldenGate Monitorエージェント・リリースを表示するために、displayMonitorAgentVersion.bat
およびdisplayMonitorAgentVersion.sh
の2つのスクリプトが導入されています。
Oracle Bug#20271332 - Jagent出力[StatusCollector
]メッセージが5秒ごとに繰り返される。
情報レベルのログがトレースされるように設定されたため、不要なメッセージがjagentでログに記録されなくなりました。
Oracle Bug#19196982 - インクルード・ファイルのハイパーテキストがリンクされない
インクルード・ファイルのハイパーテキストに空白が含まれている場合でも、正しくリンクされるようになりました。
Oracle Bug#18397828 - チャート・ビューから表ビューに切り替えた場合に「Historical Data」タブでラベルが繰り返される
「Historical Data」タブの表ビューには、繰り返されるラベルが表示されなくなりました。
Oracle Bug#19461020 - OGGMON-60207無効なログイン資格証明
Exadataなどのグラフィック入力デバイスを持たないシステムで、Monitorサーバーの問題が修正されました。
Oracle Bug#19424540 - OGG JagentがOGG Monitorサーバーに接続できない
非SSL通信を使用した場合の動的ポートの問題が解決されました。
Oracle Bug#19196959 - ビュー構成ファイルにスクロール・バーがない
大きい構成ファイルの表示の問題が修正されました。
初期リリース。
この章では、このリリースのOracle GoldenGate Monitorの既知の問題について説明します。この項の情報は、次のリリースに分かれています。
JDKを1.7に変更した場合、Oracle GoldenGateコアManagerの再起動が必要
Oracle GoldenGate MonitorエージェントではJDK7のみサポートされるため、Manager JDK6を起動し、Oracle GoldenGate MonitorエージェントをJDK7で起動すると、登録が行われません。エージェントをOracle GoldenGate Monitorサーバーに正常に登録するには、マネージャを再起動する必要があります。次の内の1つを実行します。
Oracle GoldenGate Monitorインスタンスのモニターを前もって決めている場合、JDK 1.7がPATH
およびJAVA_HOME
環境変数に追加されていることを確認してからManagerおよびERプロセスを起動し、Oracle GoldenGate Monitorエージェントを起動します。
モニタリング・ソフトウェアを使用することを後で決めた場合、Managerを含むすべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。その後、JDK 1.7をPATH
およびJAVA_HOME
環境変数に追加し、すべてのOracle GoldenGateプロセスおよびOracle GoldenGate Monitorエージェントを起動します。
アップグレード後、11gユーザーはバージョン12.1.3に移行されない
Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)へのアップグレード後、Oracle GoldenGate Monitor 11gユーザーはすぐにはログインできません。Oracle WebLogic管理コンソールを使用してユーザーを作成し、権限を割り当てる必要があります。詳細は、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のWebLogic管理コンソールからのユーザーの管理に関する項を参照してください。
T2Pはコンパクト・ドメインに使用できない
テストから本番へ(T2P)のプロセスは、拡張ドメインのOracle GoldenGate Monitorサーバーに対してのみサポートされます。コンパクト・ドメインは本番環境用ではないため、コンパクト・ドメインに対してはサポートされません。拡張ドメインはOracleデータベースに使用され、コンパクト・ドメインはMySQL、SQL ServerなどのOracle以外のデータベースに使用されます。
Oracle GoldenGate 11gで作成されたビューが表示されない
Oracle GoldenGate Monitor 12.1.3へのアップグレードで説明されているようにOracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)にアップグレードした後、バージョン11gで作成されたビューが表示されません。Oracle GoldenGate Monitorエージェントにアクセスできるユーザーのみがビューおよびソリューションにアクセスできます。また、管理者ロールが付与されたユーザーは、他のユーザーによって作成された11gのビューを表示できません。
ビューを表示するには、WebLogic管理コンソールからのユーザーの管理に関する項で説明されているようにWebLogic Serverで11gユーザーを追加し、Oracle GoldenGate Monitorにログインします。
Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)では32ビットまたはTRU 64はサポートされない
このバージョンのOracle GoldenGate Monitorでは、32ビットのデータベースまたはTRU 64データベースはサポートされません。Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)の現在のプラットフォームのサポート情報については、Oracleサポート(http://support.oracle.com
)にログインし、「Certifications」タブをクリックします。
Linux HugePagesはサポートされない
Oracle GoldenGate Monitorは共有可能メモリーを使用しないため、Linux HugePagesを使用できません。
コア設定の変更時のMonitor UIでのソリューションの検出の問題
eコア設定を変更した場合、既存のソリューションまたは部分ソリューションがUIに表示され続けます。このため、新規設定のソリューションがUIで検出されません。コア設定を変更した場合、設定の変更前に表示されていたソリューションまたは部分ソリューションではなく、新規ソリューションがUIに表示される必要があります。この問題を回避するには、次を実行します。
プロセスを停止してから、削除します。
すべてのプロセス、データベースおよび試行ファイルがMonitor UIのインスタンス部分およびソリューション部分から削除されるまで待ちます。
Oracle GoldenGate Monitorエージェントを停止します。
UNKNOWN
データベースがUIに表示された場合、ソリューションはUIによって適切に検出されていません。
すべてのプロセスを追加します。
すべてのプロセスを起動します。
Oracle GoldenGate Monitorエージェントを起動します。
詳細は、Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)ドキュメント・セットの次のドキュメントを参照してください。
Oracle GoldenGate Monitorの管理
Oracle GoldenGate Monitorコンソール・オンライン・ヘルプ
Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成
Oracle GoldenGate Monitor 12.1.3へのアップグレード
Oracle GoldenGate Monitorリリース・ノート
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
か、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
Oracle GoldenGate Oracle GoldenGate Monitorリリース・ノート, 12c (12.1.3)
E56366-04
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