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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Veridataのアップグレード
12c (12.1.3)
E59462-01
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3 アップグレード後のタスクの実行

この章では、アップグレード・シナリオに必要なアップグレード後のタスクについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Veridataエージェントのデプロイおよび構成

12c (12.1.3)にアップグレードしたら、Oracleホーム以外の場所にOracle GoldenGate Veridataエージェントをデプロイして構成する必要があります。詳細は、『Oracle GoldenGate Veridataのインストールと構成』のOracle GoldenGate Veridataエージェントのデプロイおよび構成に関する項を参照してください。

Veridataエージェントとサーバー間のSSL通信を構成するには、エージェントのSSLプロパティを設定し、『Oracle GoldenGate Veridataの管理』のOracle GoldenGate Veridataセキュリティの構成に関する項に説明されている手順に従います。

3.2 スキーマのアップグレードの確認

スキーマがアップグレードされていることを確認するには、adminまたはrootユーザーで、次のSQL問合せをデータベース・ホストからschema_version_registry表に実行します。

Oracle:

SELECT COMP_ID,COMP_NAME,MRC_NAME,OWNER,VERSION,STATUS,UPGRADED FROM schema_version_registry where MRC_NAME='Prefix Specified in RCU';

例3-1 Oracleデータベースへの問合せのサンプル出力

SQL> SELECT COMP_ID,COMP_NAME,MRC_NAME,OWNER,VERSION,STATUS,UPGRADED FROM schema_version_registry where MRC_NAME='DEV100';
COMP_ID COMP_NAME MRC_NAME OWNER VERSION STATUS UPGRADED

IAU

Audit Service

DEV100

DEV100_IAU

12.1.3.0.0

VALID

N

IAU_APPEND

Audit Service Append

DEV100

DEV100_IAU_APPEND

12.1.3.0.0

VALID

N

IAU_VIEWER

Audit Service Viewer

DEV100

DEV100_IAU_VIEWER

12.1.3.0.0

VALID

N

OPSS

Oracle Platform Security Services

DEV100

DEV100_OPSS

12.1.3.0.0

VALID

N

STB

Service Table

DEV100

DEV100_STB

12.1.3.0.0

VALID

N

VERIDATA

Veridata Repository

DEV100

VERIDATAONE

12.1.3.0.0

VALID

Y


MySQL:

SELECT COMP_ID,COMP_NAME,MRC_NAME,OWNER,VERSION,STATUS,UPGRADED FROM DB_NAME.schema_version_registry where MRC_NAME='Prefix Specified in RCU';

DB_NAMEは、RCUの実行中に指定したデータベースの名前です。

例3-2 MySQLデータベースへの問合せのサンプル出力

SELECT COMP_ID,COMP_NAME,MRC_NAME,OWNER,VERSION,STATUS,UPGRADED FROM veridata_test.schema_version_registry where MRC_NAME='DEV';
COMP_ID COMP_NAME MRC_NAME OWNER VERSION STATUS UPGRADED

STB

Service Table

DEV

DEV_STB

12.1.3.0.0

VALID

N

VERIDATA

Veridata Repository

DEV100

VERIDATAONE

12.1.3.0.0

VALID

Y


SQL Server:

SELECT COMP_ID,COMP_NAME,MRC_NAME,OWNER,VERSION,STATUS,UPGRADED FROM DB_NAME.dbo.schema_version_registry where MRC_NAME='Prefix Specified in RCU';

DB_NAMEは、RCUの実行中に指定したデータベースの名前です。

例3-3 SQL Serverデータベースへの問合せのサンプル出力

SELECT COMP_ID, comp_name, mrc_name, owner, version, status, upgraded FROM veridata12.dbo.schema_version_registry where mrc_name='DEV';
COMP_ID COMP_NAME MRC_NAME OWNER VERSION STATUS UPGRADED

STB

Service Table

DEV

DEV_STB

12.1.3.0.0

VALID

N

VERIDATA

Veridata Repository

DEV100

VERIDATAONE

12.1.3.0.0

VALID

Y


3.3 Veridata構成のアップグレードの確認

Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.1.3)にアップグレードすると、次を確認して、アップグレードが成功したかどうかを確認できます。

3.4 Veridataユーザーの作成

Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.1.3)にアップグレードすると、Veridata 11gユーザーはVeridataアプリケーションにログインできません。Oracle WebLogic管理コンソールを使用してVeridataユーザーを作成し、権限を割り当てる必要があります。

詳細は、『Oracle GoldenGate Veridataの管理』のユーザー・ロールの定義によるOracle GoldenGate Veridataへのアクセスの保護に関する項を参照してください。

3.5 Veridataレポート・ファイルの確認

Veridataレポート・ファイルの場所は、veridata.cfgファイルのserver.veridata_dataプロパティで定義されます。12c (12.1.3)では、デフォルトの場所はVERIDATA_DOMAIN_HOME/veridata/reportsです。server.veridata_dataプロパティの詳細は、『Oracle GoldenGate Veridataの管理』のサーバー・パラメータに関する項を参照してください。

12cにアップグレードする前に、レポート・ファイルがVeridata 11gインストールのデフォルトのレポート・ファイルの場所(shared/dataディレクトリ)に格納されている場合、デフォルトの場所は、アップグレード後にVERIDATA_DOMAIN_HOME/veridata/reportsに更新されます。

Veridata 11gインストールのレポート・ファイルに別の場所を指定した場合は、アップグレード後に同じ場所がVeridata 12に使用されます。アップグレード後に古いレポート・ファイルにアクセスするには、レポート・ファイルのディレクトリ構造を保持する必要があります。

11gレポートの場所は、アップグレード後に更新されないので注意してください。

3.6 アップグレードのトラブルシューティング

アップグレード・プロセスに失敗した場合は、アップグレード・アシスタントを終了し、問題を修正してからアップグレード・アシスタントを再起動する必要があります。

ログ・ファイルの確認

デフォルトでは、アップグレードのログ・ファイルが作成され、ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/logs/ディレクトリに保存されます。これらのログ・ファイルを確認すると、アップグレード・プロセス中に発生した可能性のある問題を診断できます。

ログ・ファイルの場所は、アップグレード・アシスタントを実行するコンソールに表示されます。

Veridataスキーマのアップグレードの場合、作成されるログ・ファイルは1つのみですが、Veridata構成をアップグレードすると、2つのログ・ファイルが作成されます。一方はデフォルトのログ・ファイルで、もう一方は出力ログ・ファイルです。出力ログ・ファイルは同じ場所に作成されますが、.out拡張子が付きます。ファイル名は同じままです。

トラブルシューティングの詳細は、アップグレード・アシスタントによるアップグレードのアップグレードのトラブルシューティングに関する項を参照してください。