リリース・ノート
リリース2.9.1
E57591-01(原本部品番号:E52729-02)
2014年5月
このドキュメントには、Oracle Database Appliance Kit for WebLogic Serverバージョン2.9.1.0.0のリリース・ノートが含まれています。内容は次のとおりです。
ODA X3-2およびX4-2でOracle Database Appliance for WebLogic Serverのバージョン2.9.1以前を使用し、サイズが25以上のCPUプールを作成しようとすると、次のエラーが表示されます。
OAKERR:8001 OAK Vm Client called with invalid arguemnts:numOfCpus=25
maxvcpuの値はハードウェア固有です。ODA V1では24、ODA X3-2では32、ODA X4-2では48です。
回避策
ハードウェアに応じて、両方のノードのODA_BASEで次のコマンドを入力してください。
cd /opt/oracle/oak/dapters/oakvmclientlib sed -i 's/MAXVCPUS=.*/MAXVCPUS=48/' clientConstants.py
パッチをインストールする手順は、パッチとともに提供されます。パッチをインストールするためのユーザー・ロールは、Oracle WebLogic Server 10.3.6バージョンとOracle WebLogic Server 12.1.xバージョンで異なります。
Oracle WebLogic ServerおよびOracle Traffic Directorのゲートウェイとネットマスクは、ODA_BASEと同じサブネットにする必要があります。無効な値を入力した場合、コンフィギュレータから警告を表示されます。
ODA X3-2およびX4-2では、Eth1とEth2の両方のネットワーク・インタフェースが次のようにサポートされます。
Eth1ネットワークを使用している場合、入力するゲートウェイおよびネットマスクの詳細は、ODA_BASEのEth1と同じサブネットにする必要があります。
Eth2ネットワークを使用している場合、入力するゲートウェイおよびネットマスクの詳細は、ODA_BASEのEth2と同じサブネットにする必要があります。
ODA_BASEのサブネットと一致していれば、Eth1とEth2は違うサブネットにしてもかまいません。
ODA V1では、Eth1とEth4の両方のネットワーク・インタフェースが次のようにサポートされます。
Eth1ネットワークを使用している場合、入力するゲートウェイおよびネットマスクの詳細は、ODA_BASEのEth1と同じサブネットにする必要があります。
Eth4ネットワークを使用している場合、入力するゲートウェイおよびネットマスクの詳細は、ODA_BASEのEth2と同じサブネットにする必要があります。
ODA_BASEのサブネットと一致していれば、Eth1とEth4は違うサブネットにしてもかまいません。
クリーンアップ処理中は、コンフィギュレータを実行できません。クリーンアップ中にOracle Database Applianceの状態が変わるため、リソースがまだクリーンアップされていない場合、検証が正しく行われないことがあります。
いずれかのdom0ですべてのvCPUを使用中の場合、既存のデプロイメントでコンフィギュレータを実行できません。両方のdom0には少なくとも1つの使用可能なvCPUが必要で、使用可能なvCPUは両方のノードにoakcli show cpupool -node <0|1>
を実行することによって判断できます。両方のノードの出力にdefault-unpinned-pool
が含まれている場合、新しい構成の作成と保存にのみコンフィギュレータを実行できます。
また、デプロイメントがすでに存在している場合は、プロビジョニングを実行しないでください。
2つのDOM0ノードを同時に再起動すると、oak
はリポジトリの検出に失敗します。
回避策
誤って2つのノードを同時に再起動した場合は、oak
を再起動してください。
JMSを使用している場合に多数の管理対象サーバーをデプロイすると、最後の管理対象サーバーが起動するまでに、データソースでTlogを設定するために使用できる接続が不足します。
回避策
JMSを使用している場合に多数の管理対象サーバーをデプロイする計画がある場合は、指定のデータベース・インスタンスに十分なプロセスがあることを確認してください。次のいずれかの方法で、使用可能なプロセスの数を増やすことができます。
稼働中のデータベースに接続し、次のコマンドを使ってプロセス数を増やし、インスタンスを再起動します。
SQL > alter system set processes=250 scope=spfile;
インスタンスのinit<SID>.oraファイルのPROCESSESの値を増やし、インスタンスを再起動します。ファイルは次の場所にあります。
<ORACLE_HOME>/dbs/init<SID>.ora
同じイーサネット上に2つのODAマシンがあり、各マシン上でOracle Database Appliance for WebLogic Server Kitをプロビジョニングする場合、Oracle Traffic Directorの仮想IPアドレスにはアクセスできません。
回避策
次のコマンドを使用して既存のフェイルオーバー構成を一度削除してから、ネットワークで使用されていないルーターIDを使用して再作成します。
delete-failover-group --config wlsoda-otd-config --virtual-ip=
OTD_virtual_IP
create-failover-group --config=wlsoda-otd-config --virtual-ip=
OTD_virtual_IP
--primary-node=
Node1_IP_address
--backup-node=
Node2_IP_address
--network-prefix-length=
network_prefix_length
--router-id=
unused_router_ID
JConsoleはWebLogicのVMからは起動できません。UnsatisfiedLinkError
例外が発生します。
回避策
この問題には次のいずれかの回避策を使用します。
YUMリポジトリを構成(http://public-yum.oracle.com/public-yum-el5.repo
を/etc/yum.repos.dディレクトリに追加)してから、必要なRedHatパッケージ・マネージャ(RPM)をインストールします。
yum install libXext
yum install libXtst
yum install libXi
外部JConsoleを使用して接続するには、次のパラメータを関連するJVMの起動引数に追加します。
-Xmanagement:ssl=false,authenticate=false,port=
unused_port_number
これで、指定したポート経由でこのJVMにリモートで接続できます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Database Appliance Kit for WebLogic Serverリリース・ノート, リリース2.9.1
E57591-01
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