この項では、Oracle Big Data Appliance 4.0の変更点について説明します
Oracle Big Data Applianceリリース4 (4.0)の変更点は次のとおりです。
新機能
Oracle Big Data SQL
Oracle Big Data SQLは、HadoopやOracle NoSQL Databaseなどの複数のデータ・ソースに格納された大量のビッグ・データに対する問合せをサポートしています。様々なデータ・ストアのデータが1つのOracleデータベースに格納されているかのように、まとめて表示および分析できます。Oracle Big Data SQLのサポートには、Oracle Databaseの次の新機能が含まれます。
DBMS_HADOOP
PL/SQLパッケージ
Hive静的データ・ディクショナリ・ビュー
HadoopおよびHive用のアクセス・ドライバ
Oracle Big Data SQLは、Oracle Big Data Appliance構成生成ユーティリティを使用して指定できるインストール・オプションです。
Oracle Big Data SQLは、bdacli
コマンドおよびCloudera Managerを使用して監視および管理できます。
「bdacli」および『Oracle Big Data Applianceソフトウェア・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
サービスの移行
bdacli
ユーティリティを使用すると、障害のある重要なノードから、正常で重要性の低いノードにサービスを移行できます。また、重要なノードおよび重要性の低いノードに障害が発生した場合、それらのノードをクラスタから削除し、修理してからクラスタに戻すこともできます。「bdacli」および『Oracle Big Data Applianceソフトウェア・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ソフトウェアのアップグレード
Cloudera's Distribution including Apache Hadoop 5.1.0
Cloudera Manager 5.1.1
Perfect Balance 2.2.0
Oracle Data Integrator Agent 12.1.3.0 (Oracle Data Integrator Application Adapter for Hadoop用)
『Oracle Big Data Applianceソフトウェア・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
複数ラック・クラスタ
1つのcluster_name-config.jsonファイルを使用して、複数のラックにクラスタをインストールできるようになりました。